本コーナーの前回の更新で、Amazonの電子書籍を読むために特化した最新版(12世代)Kindle Paperwhiteを新年早々に購入したものの、届いてから3日目にようやく使えるようになったことを書きました。
同じKindle Paperwhiteシリーズということもあり、見た目はほぼ同じです。大きさは、最新版のほうが若干大きくなっています。
操作感は最新版の方が良い感触です。
通常はスリープの状態から復帰させて使いますが、その際、パスコードを入力するように設定しています。本設定をしないと、仮に外出先で紛失した場合、厄介なことになるからです。
それを拾った人は、初めてKindleに接する人であっても、底部の出っ張りを押せばスイッチが入りそうなことに気がつきます。そのとき、パスコードが設定されていなければ、私が端末にダウンロードした書籍がすべて読める状態になってしまいます。
また、私のAmazonアカウントが知られてしまうことで、私がすぐにAmazonアカウントのパスワードを変更しなければ、アカウントに侵入されてしまいます。
Kindleを外に持ち出さないで使うのなら別ですが、そうでない限り、パスコードの設定は必須です。
そのパスコードの入力感覚も、最新版は、スッスッといった感じで、応答が速いです。
また、肝心の文字の見やすさですが、これまでよりも見やすくなったような気がします。これは、最新版を使っているのだという感覚でそのように見えているだけという可能性もないではありません。
ともあれ、最新版のKindle端末に接しているだけで愉しい気分になり、読書がはかどる気がします。
こんな風にして、最新版Kindle端末が、問題なく使えることがわかったので、手元にあるほかのKindle端末の旧モデル3台のうち、11世代と10世代を下取りに出そうと思い、その作業に入りました。
作業といっても、端末を工場出荷時の状態に戻すだけです。こうすることで、購入時の状態にすることができます。
ただ一点、気になることがあります。
Kindle端末で電子書籍を読むには、自分が所有する書籍のデータを端末にダウンロードします。その際は、Wi-Fiを介して端末にデータを取り込みます。
私が目下気になっているのは、初期化した端末のWi-Fi状況を確認すると、そこに、私が使うルーターのSSIDが表示されてしまうことです。
そのため、このまま端末を下取りに出してもセキュリティ状大丈夫なのかと気になっているのです。
念のため、庭に出て、建物から離れたところで、自分のルータのSSIDが表示されるか試してみました。ルーターの再スキャンをすると、自分のルーターだけでなく、知らないルーターのSSIDまで読み込みました。
私は毎朝、夜明けとともに自転車で、自宅の周りを30分程度走る習慣があります。
今朝はそのときに、ジャンパーのポケットにKindle端末を入れて持って行き、自宅から遠く離れたところで同じことを試したらどんな結果になるか試してみることにします。
そのこととは別に、下取りに出す前提でしたことでミスを犯しました。下取りに出さないと決めた私が持つ最も古いKindle端末(第6世代)を、誤って初期化してしまったことです。
これをすると、端末にダウンロードしてあった本がライブラリからすべて消えてしまいます。
Amazonへ接続し直し、また、すべての本を端末にダウンロードしなければなりません。
Amazonの自分のアカウントの端末管理から、自分のKindle端末にデータを一括して送信することができます。私は今回初めてこれを使いましたが、一括といっても、1ページで表示される25冊分だけです。
本が250冊ある場合は、同じことを10回繰り返さなければなりません。今のところ、私は500冊ほどの電子書籍を登録しています。
しかも、今のところ、Amazonのアカウントから一括処理で配信できる本の数は102冊だけです。あとは、手作業で端末からAmazonにダウンロードを依頼するしかないのでしょうか。
最新版のKindle端末は、端末のライブラリから、すべての本をリクエストし、ダウンロードを選びました。「待機中」と表示されたら次の画面をタップに移ることを延々と繰り返しました。
あとで確認すると、すべての本のダウンロードが終わっていました。
同じことを、手元に残すことを決めた、私が持つ最も古いKindle端末で同じことをしましたが、ダウンロードできていませんでした。
一つひとつ確認しながら手作業でダウンロードするのは、これはこれで手間がかかります。
6冊表示されるページで、6冊をタップしてダウンロードする作業を88ページ分しなければなりません。
これらの中には画集や漫画、雑誌もあります。それらは白黒の小さなモニタで見るのに適しませんので、それらは端末にダウンロードしないでおきます。
早朝の自転車散歩がてら、下取りに出すKindle端末のWi-Fiチェックをしてきました。散歩コースで最も自宅から離れた位置あたりでそれをチェックすると、さすがに、自分が使うルーターが検出されるわけもありません。
他人が使うルーターが検出されただけでした。
もっとも、私が使うルーターが表示されたとしても、パスワードを入れなければ使えないわけですから、もとより、それほど気にかけることではありませんでした。
そうはいっても、自分のルーターが表示されのはいい感じではなかったので、これで心置きなく、下取りに出せます。少しでもお金が戻ってくれば、別の用途で使うことができます。