そのときどきで、私の興味の対象は変わります。今は、ICレコーダーを購入して間もないこともあり、音声への関心が高まっています。
私が購入したのは、ZOOMのハンディレコーダー、H1 XLRです。

これを購入したあとに本コーナーで書いたように、私が本レコーダーが欲しいと思ったのは、XLR端子を持つコンデンサーマイクを接続して使えるからです。
私の場合は、まったくの趣味として使うので、そのマイクを使ったからといって、何かに役立つわけではありません。私がこれらを使って録音する音声は、自分の声ぐらいです。
こんな風に、趣味のために本レコーダーを手に入れ、コンデンサーマイクを接続して、自分の声を収録することをしています。
しばらく使っていなかったコンデンサーマイクを使って気がついたことがあります。それは、扱いが難しいことです。
自分の声を間違いなく録るのであれば、同じZOOMのフィールドレコーダー、F2と付属のラベリアマイクを使うのが一番手軽です。
F2に付属のラベリアマイクもコンデンサーマイクです。指向性は無指向性であるので、マイクのつけ方に神経を使わずにすみます。
ラベリアマイクが扱いやすいのは、胸元に一旦取り付ければ、マイクと口の距離が変わらないことです。話す声の大きさに大きな差がなければ、全編を通してほぼ同じ声の大きさで録音できます。
私はほかに、ZOOMのマイクトラックレコーダー、M3 MicTrakも使っています。どれにも共通するのが、32bit floatで録音できることです。
この技術で録音するときは、録音時に入力レベルを調節しません。調節するためのツマミの類もありません。レコーダーにはデュアルADコンバータ―が組み込まれており、大きな音から小さな音までが記録されます。
32bit floatで録音した音声ファイルは、音の編集段階で、自分が望む音量に変更でき、しかも、変更したあとに音質が低下しません。この技術に惚れ込んでいるため、ZOOMのレコーダーばかり3機を使っています。
さて、本日の本題です。XLR端子のコンデンサーマイクは使いに難しいところがあると書きました。そのことについてです。
ラベリアマイクは胸元に固定して使うので、マイクと口との距離が同じに保てます。その点、マイクスタンドに立てたコンデンサーマイクは、どうしても、マイクと口との距離を常に保てるわけではありません。
10年以上前に購入した私が使うコンデンサーマイクは、マイクの前方方向を拾う指向性で、マイクから入った音をデリケートに扱う傾向を持つようです。
それだけ、音を繊細に扱うといえましょうか。しかし、その分、収録した音声の音量にばらつきが生じやすくなります。
マイクとの距離に気をつけて録ったつもりでも、マイクと口の距離や、声の大きさが微妙に異なっているのでしょう。録音済みのファイルを見ると、音の大きさを示す波が、高くなったり低くなったりしています。
これも、扱い方に慣れれば、ほぼ同じ大きさの波にすることができるようになるのでしょう。
私は、収録した音声を、iZotopeの音声編集ソフトのRX10 Standardで編集します。編集するといっても、私がすることは、32bit floatで収録した音を、自分が望む大きさの音にすることです。
音の大きさはGain(利得〔電気工学〕)を上げ下げして調節します。私が話した声は小さいので、Gainを上げて大きくします。問題は、どれぐらいの大きさが適当であるかです。
PCがないアナログの時代は、テープレコーダーで録音した自分の声を誰かに聴かせるようなことはありませんでした。録音レベルで録る音の大きさを決め、録音しました。
今も、録音した自分の声を聴くのは自分であることは同じです。しかし、たまに、作った動画に自分の声で語りを入れ、それをYouTubeなどにアップロードすることがあります。
そんなときは、音声レベルをどれぐらいにするか、素人なりに思案します。
ZOOMのレコーダーの32bit floatで録った音は、RX10 Standardで編集すると書きましたが、その際、音の大きさを揃えるのに、RX10のLoudness Controlを使うことが多かったです。
プリセットがいくつも用意されています。私はその中のPodcast Deliberyが、声の大きさを揃えるのにはちょうど良いと考え、使ってきました。
そのやり方を、数日前、変更しました。
まだ試運転中です。Loudness Controlをやめて、代わりに、Normarizeで音の大きさの調節をするようにしています。
たとえば、YouTube動画は、-6dBから0dBの間ぐらいに収まるぐらいの音の大きさにすると、聴きやすいというような話です。
音のレベルは「0」が最大のレベルです。これ以上大きな音は、音割れを起こすので、使えません。ということで、「0」以下で、しかも、聴き取りやすい大きさにレベルを設定することになります。
「0」より下になると数字に「-(マイナス)」がつきますが、「-」を抜くと、小さな音になるほど数字が大きくなります。そのことを知らないと、数字を見ただけでは勘違いしてしまう(?)でしょう。
私が使うRX10のNormarizeは、最も大きな音のピークをどのぐらいにするか設定できます。私はそれを-3dBにしてみました。
Normarizeを使わなくても、長くない音声ファイルであれば、再生して、音量のレベルメーターを見ながら、Gainを手動で調節して、音の大きさを揃えることができます。同じようなことを、Normarizeは自動で行ってくれるということでしょう。
私はこの週末に、地方球場へ行き、高校野球の試合を見てきました。今の時期は、夏の大会が終わり、3年生が抜けた1、2年生だけの新チームによる秋の地方大会が行われています。
地方大会で好成績を収めた高校が、来春のセンバツ大会(選抜高等学校野球大会)に出場します。出場までの道のりは、長く険しいものです。
私は試合の音声を録ってみようと思いつき、F2に別に買い求めた、オーディオテクニカのAT9912(生産が終了してしまいました)という超小型のマイクをつけて録音してきました。

問題は、収録した音のレベルをどの程度にするかです。いろいろと試し、これもNormarizeを使い、ピークの音量を-6dBぐらいにしてみました。
このように音量の調節方法を変えました。そのようにしたことで、今度は逆に、Loudness Controlはどんなときに使うといいのかと考えるようになりました。
これはおそらく、自分が作った音声ファイルや、動画につけた音の大きさを、自分が投稿する音楽や動画のサービスに適した音量にするときに使うと良いということなのでしょう。
それで正しいかどうかわかりませんが、一応、そんな風に考えています。
音の世界も奥が深いです。私は日々悩みつつ、音の世界で遊んでいます。

