A MOST PECULIAR MAN とても変わった人
彼はとても変わった人だった
リアドンおばさんが言っていた
おばさんはとても良く知っていた
彼女は彼の真上に住んでいた
とっても変わった人だと言っていた
彼はとっても変わった人だった
いつもたった一人で住んでいた
部屋に一人でこもって
自分自身の中に閉じこもって
とっても風変わりな男だった
友達もなく めったに口もきかなかった
彼に話しかける人もいなかった
親しみも見せずに 気にもしなかった
それに彼は誰とも違った人だった
彼はとっても変わった人だった
彼は先週の土曜に死んでしまった
彼はガス栓をひねって眠りについた
窓を閉めきって2度と目覚めなかった
彼の静かな世界へ旅立った
リアドンおばさんが言っていた
すぐ知らせなければならない兄弟が
どこかにいるはずだと言っていた
「死んでしまうなんて なんてことを」
みんな口をそろえて言っていた
( P.Simon / 対訳=乃木敏平)。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆・゜・。。・。・゜★。・。・。☆・゜・。。・。・゜
本曲を、NHK-FM「サンセットパーク」(1998~2011)の前身にあたる東京発のFMリクエスト番組「夕べの広場」宛にリクエストし、番組でそのリクエスト曲が紹介された部分を、エアチェックしたカセットテープの音源から音声ファイルにしたものを下に埋め込みます。
結局、サイモン&ガーファンクルの曲は番組でかからず、代わりに、直近にリクエストした、リアーヌ・フォリ―(1962~)の『だきしめてそして泣かせて』がかかっています。
私がリクエストカードに書いた文面に登場するギュスターヴ・モロー(1826~ 1898)は、19世紀末にフランスのパリに生きた画家で、外界から離れ、アトリエで大量の作品を描いています。
死後は、彼が暮らした家とアトリエをフランス政府が買い上げ、モローのための美術館にしています。
カードを読んでくださっているのは、当時、番組のパーソナリティをされていた日野直子さん(1937~)です。
私は上の歌詞を読み曲を聴くたびにイメージするのは、映画『タクシードライバー』(1976)に出てきた孤独な主人公・トラヴィス(Travis Bickle)の姿です。
