米国が威信をかけて開発したアポロ11号により、人類が初めて、月面に降り立ったことはご存知でしょう。
今から56年前の1969年7月20日のことです。
その模様を米国はテレビ中継し、世界中の人々が、その「世紀の一瞬」に固唾を呑み、成功したことがわかると、自分のことのように歓喜したでしょう。人類の歴史に残る出来事です。
しかし、「本当に月へ行ったのか?」という疑問が、当時からありました。
そのあと何度も、日本のテレビ番組でもその疑問をテーマとする番組を作りました。私はその手の話題が好きだったため、そうした番組が放送されると、興味深く見たものです。
月面に降りた場面は、どこかのスタジオで撮影されたのではないかという指摘もありました。
『2001年宇宙の旅』(1968)を1年前に公開したばかりのスタンリー・キューブリック監督(1928~1999)が、あの偽装撮影に協力したのでは、といった疑惑まで作られました。

同じ配信メンバーの動画を見ると、月面に着陸したとされる前年の1968年6月1日、2日、3日に、米国のキヤノン空軍基地内のおそらくは格納庫か何かで、極秘の月面の偽装撮影を知る人の証言があるらしいです。
このような疑問を持たれるたび、アメリカ航空宇宙局(NASA)は強く否定し、日本の政府関係者や日本のマスメディアは、その手の疑問は陰謀論だと決めつけています。
宇宙技術に対する基本的な理解を持たない一般人は、大きなロケットを作り、それを無事に打ち上げられれば、月へ行けると楽観的に考えてしまいます。
本更新のきっかけは、昨日、YouTubeで次の動画を見たことです。
月面に降り立つ飛行士ふたりを含む3人の飛行士を乗せたサターンV型ロケットが打ち上げられました。
知りたいことは、人工知能(AI)に訊くだけで、正確な回答を簡単に得られると考える人が多くいるでしょう。私は、AIにそれほどの信頼を置いていません。
結局のところ、今のAIは、それを使いたい人に使われている印象が拭えないからです。
AIを使う人が、陰謀論としておきたい事案があれば、AIがその事案を陰謀論と答えるようにコントロールするはずです。
動画を見たあと気にあったので、アポロ11号の燃料についてネットで調べると、その検索について、AIは次のように回答しています。
アポロ11号のロケット「サターンV」の燃料は、第一段エンジンにケロシン、第二・第三段エンジンに液体水素が使われました。酸化剤としては液体酸素が使用され、これらが組み合わさって燃料として推進されました。
それを読んだ人は、それ以上のことは考えず、本当に月へ行ったのかと疑問を持つ人を陰謀論者と考えてしまうでしょう。
本ページで紹介する動画は、イーロン・マスク氏(1971~)の問題提起から始まります。
マスク氏は、自身がCEOをするスペースXのロケットで、ゆくゆくは月面着陸を目指しています。しかし、それがどれほど困難なことであるか、身をもってわかります。
マスク氏は次のように述べたと動画で紹介されています。
1回の月旅行を実現するには、スターシップを8回は打ち上げて、燃料補給をしなければならない。
アポロ11号による月面着陸を伝える中で、途中で燃料補給したという話は見聞きしたことがありません。
打ち上げられた宇宙船は赤道上の周回コースに入り、そのあと、月へ向かって飛行し、着陸船が月面に着陸したことになっています。そして、ほぼ一日後、月面から着陸船が発射し、宇宙船とドッキングし、3人は無事に地球へ帰還しています。
現代から見れば極めて貧弱だったであろう技術だけでこれを成し遂げたとは、考えにくいです。
今回の動画に登場する男性の話では、月面に着陸した着陸船の厚さは、アルミ箔2枚程度だとしています。本当にその薄さだったのか私は知りません。
月面の外気温は250℃にもなるということでした。
ネットのAIの回答では、着陸船は問題なく月面から上昇したとしていますが、そんなに簡単なこととは思えません。
動画には、現役のNASAのエンジニアが、何かの集まりで話をする場面があります。そのエンジニアは次のように話しています。
月へ有人着陸船を送るには、燃料を補給するためのロケットを、たくさん打ち上げなければならないことを、私は今まで知らなかった。そこで、何基ぐらいのロケットが必要なのか、いろいろな人に訊くと、6基ぐらいから8基、12基と答える人がいる。
結論としては、サターンV型よりも大きな、燃料輸送用貨物ロケットが24基は必要となったようです。
1基のロケットを製造し、打ち上げるだけでも予算は莫大になります。今から56年前に、20基以上のロケットを打ち上げ、それを使って燃料補給したというのは不可能なことです。
しかし、アポロ計画の話で、燃料補給やそのためのロケットを打ち上げたという話はいっさい出てきません。何でも知っているはずのAIもまったく知らないようです。
これだから、一方の人間に利用されるだけのAIはまったく信用できないのです。月面着陸を疑う人は、陰謀論者と決めつけるのにです。
このように、実際には月へ行っていなかった証拠になるため、当時のNASA関係者は、月着陸のための設計図やハードウェアをすべて破戒したそうです。
日本でも、月着陸を少しでも疑う人を、お得意の「上から目線」で自信満々に否定する人がいます。
たとえば、岡田斗司夫氏(1958~)には、あの計画におけるロケットの燃料問題について、納得のいくお考えをお願いしたいです。
上に埋め込んだ動画で、岡田氏は、予算さえつけば今の技術で簡単に実現できるような発言をされていますが、そんなに簡単なことではないようですよ。
現役のNASAのエンジニアでも、燃料補給なしに月へ行って戻ってくるのは不可能と話されています。
前回の大阪万博(日本万国博覧会)では、アメリカ館が、「月の石」を呼び物のひとつとして展示しました。月へ行っていないとすれば、あの石はどこから調達したのでしょうか。
月面着陸を疑うことを陰謀論とする「陰謀」が、いつか暴かれる。そんな気が個人的にはしています。
