8bitは256で24bitが1600万以上 32bit floatは40億以上

最近の私の関心は、身の周りの音を録音することです。

私は、写真や動画、そして音も、対象は身の周りのものが中心です。だから、写真や動画を撮るときも、音を収録するときも、家の庭に出るだけで済ますことがほとんどです。

さまざまなところへ出かけてそれらを楽しめば、それらが持つ可能性を今の数十倍、数百倍、数千倍実感できるでしょう。その可能性の追及は機会を得たときに試しましょう。

音を録るときに私が利用するのが、ZOOMのレコーダーであることは、この話題を本コーナーで取り上げるたびに書いています。

私は同社のレコーダーを3台所有しています。購入順に書き出すと、次のようになります。

ZOOM F2と付属のラベリアマイク
ZOOM M3 MicTrak
ZOOMのハンディレコーダー H1 XLR

私なりに、この3台を使う用途に合わせて使い分けています。

この3台に共通するのは、「32bit float」で録音できることです。これが何といっても私にはとてつもなく大きいです。だから、ZOOM社のレコーダーばかり、3種類使っているのです。

この32bit floatがどんなものであるかは、ZOOM社のサイトで解説してくれています。

1980年代から1990年代テレビゲームで一般的に使われた音は「8bitオーディオ」です。この「ビット解像度」は「256段階の振幅値」と上にリンクを張ったZOOMのページに書かれています。

一方、現在、業界標準として使われる「24bitフォーマット」は、振幅値が「1600万段以上」と圧倒的な数字になっています。

そして、それが「32bitフロート」ではどれくらいかといえば、「振幅値の段階が40億以上」と書かれています。だから「地球上のどんなものよりも大きなダイナミックレンジが得られます」と書くのは誇張でもなんでもありません。事実を事実として書いているだけです。

32bit floatがこのように驚異的な威力を持つため、地球上で発せられる音であれば、すべて録音できてしまうというわけです。

大きな音を録音したら音割れする?

今もZOOMのページに書かれていることを引用したように、「地球上のどんなものよりも大きなダイナミックレンジが得られます」と言明されています。

この振幅値以上の音を誰がどうやって発せられるのですか? そんなものは発せられるはずがありません。

32bit float技術が搭載されたレコーダーは、基本的に録音時の入力調整が必要ありません。この技術で録音した音声ファイルは、収録後に、自分が求める再生音レベルに調整して使うことが前提です。

私はその調整に、iZotopeのRX10 Standardという音声編集ソフトを使用しています。

空前絶後の振幅幅の段階を持つ32bit floatで私が恩恵を受けているのは、轟音ではなく、微弱な音です。ほとんど耳では聴き取れないような環境音を録り、それをRX10 Standardで編集すると、こんなにもさまざまな音でこの世界は満たされているのかと、毎回、驚かされます。

それらの音を収録する場合、私はマイクトラックレコーダーのM3 MicTrakを使います。これを三脚につけ、収録場所に置き、10分程度録音します。

私はMicTrakのほかに、フィールドレコーダーのF2と付属のラベリアマイクで同じような音の録音テストをしました。

F2はモノラルでのみの録音です。だからステレオでの録音はできませんが、録った音をあとで聴いてみると、さままざな音が収録できたことに驚きました。

本日は同じ用途の録音に、ハンディレコーダーのH1 XLRを使ってみました。いつもはこのレコーダーには、XLRコネクタを持つマイクを接続し、更新した本コーナーの冒頭部分を音訳する自分の声を録音するのに使っています。

本日は、本機にある3.5ミリのコネクタに、オーディオテクニカ” AT9912”という、超小型のコンデンサーマイクをつけて使ってみました。

手に入れたばかりの超小型マイク audio-technica AT9912
Vlog用小型マイクガチンコ対決!AT9912 vs DJI FM-15フレキシブルマイク
ZOOMのハンディレコーダーH1 XLRにオーディオテクニカの小型マイクAT9912を取り付けたところ

この組み合わせで収録し、RX10 Standardで編集した音を下に埋め込んでおきます。

ZOOMのH1 XLRにオーディオテクニカのマイク、 AT9912をつけて録った鳥の鳴き声(2025.6.2)

収録したのは、本日の午前4時22分頃から10分程度です。その音声ファイルから、4分程度に切り取りました。

ウグイスが囀っているわけではありません。の鳴き声も、録音スイッチを入れたときには気がつかないほど、小さかったです。

敢えて、あまり音が聴こえない状態を録音し、どのように録れるか私なりの「研究」をした結果と受け取ってください。

MicTrakを敢えて使わず、F2と付属のラベリアマイクと本日のH1 XLRにオーディオテクニカの小型マイクをつけて録ってみたわけですが、その結果わかったのは、やはり、アンビエントの録音であれば、MicTrakを使うのが、一番良さそうであることです。

それはわかりましたが、私が持つ3台のレコーダーの中では、MicTrakが一番嵩張ります。ですので、収録条件により、F2と付属のラベリアマイクやH1 XLRにオーディオテクニカの小型マイクのセットが有効になることもあるでしょう。

その場に応じて、最適な組み合わせを選び、私なりの「収録ライフ」を充実させることにしましょう。

ああでもない、こうでもない、と小さなことで頭を悩ませたりするのも、趣味の愉しみ方だと私は思っています。