ブログの時代は終わった?

本日の朝日新聞に、「消えゆくブログサイト」と題された記事があります。

かつて、ネット上には個人のブログやサイトが数多くありました。ネットを介することで、個人が発信できるのは画期的なことでした。ただ、全盛の時期は短期間で終わりました。

記事によれば、それが最も流行ったのは、2000年代前半だそうです。しかし、2005年頃には、mixiTwitter(現在はX)が台頭してきたことで、ブログの存在意義が急速に失われていったとあります。

とすれば、繁栄した時期は10年にも満たないことになります。

私が本サイトの運営を始めたのは1999年10月17日です。今年で26年です。

今回の朝日の記事は、簡単にブログを始められるサービスの終了を伝える内容です。

これまでに、「Yahoo!ブログ」2019年「LINE BLOG」2023年でサービスの提供を終了しています。そして、今年の11月で、「gooブログ」が終了します。

私がPCを使い始めたのは1999年の大型連休明けです。PCを使うということは、イコールでネットに接続することです。私は個人の発信に興味を持ち、すぐに自分のサイトを持ちたいと思いました。

私は昔から映像に強い興味を持つため、本サイトのサーバを使い、自分で撮った動画をアップロードすることを早い段階からしています。

自分の声を録音することもしていたため、それを音声ファイルで紹介することもしています。

PCやネットがなかった時代、個人が世の中に向けて発信する手段は極めて限られました。

私は、1983年4月頃から、NHK-FMで平日午後6時から生放送されていたリクエスト番組「夕べのひととき」(東京発は「夕べの広場」)を聴くようになりました。

そして、聴くようになって少ししてから始めたのが、番組宛てにリクエストすることです。

きっかけは、リクエストしたわけでないハガキを番組宛てに出したことです。番組のパーソナリティがそれを番組で取り上げてくれました。そして、私がリクエストしたことにして、吉田拓郎1946~)の『夏休み』1971)をかけてくれました。

【吉田拓郎 】ライブ音源「夏休み」

本名は読まれず、パーソナリティが「〇〇(私の住んでいる土地)のイニシアル〇〇」さんと紹介されました。自分でリクエストしたわけではありませんが、これが私の、人生初のリクエストです。

そのあと、自分でリクエストしてみようと考え、リクエストするようになりました。当時から使っているのが、「インディの鞭」です。

リクエストカードにはリクエスト曲だけでなく、そのときに思いついたことを書きました。それが番組で紹介されることもありました。これが、私にできた、世の中に向けての「発信」の役目を果たしました。

NHK東京発FM「夕べの広場」(1993年11月25)
Simon & Garfunkel – A Most Peculiar Man (Live Canadian TV, 1966)

朝日の記事に戻ると、数年前にブログサイトを閉鎖した運営会社でその部門を担当した人の話があります。その人によれば、「ブログの時代は終わった」ということです。

その人の話は続き、次のように述べています。

アクセス数は最盛期から3分の1程度で、広告単も下がった。20代、30代はブログを新たに開設することはほとんどない。

私が本サイトを始めた1999年当時から、同様のブログサイトはありました。それを使えば、知識を持たずに、文章を書くだけでブログの運営ができました。

私はサービスを使わずに、自分でサイトを構築する方法を選びました。そのために、テキストファイルを使い、HTMLを自分で記述して、本サイトの運営をしました。

2013年WordPressのサービスに移行しました。3年間ほど経過したとき、自分の独自ドメインを取得しています。その際、「引っ越し」に失敗し、3年間分の更新をすべて失う失態をしています。

WordPressがサービスを終了したら困りますが、それがなければ、私は本サイトの運営をやめるつもりはありません。

本サイトには広告をつけていません。アクセス狙いではないです。そもそもがアクセス数が少ないので、昔と何も変わりません。

記事では、ブログの記事の保存についても書かれています。

個人が個人の趣味として撮影した映像が、その時代を記録したものとして、貴重になることがあります。個人が書いた文章が、貴重であるかどうかは、記事の内容によるとしかいいようがありません。

ですから、すべてを保存するというのは現実的ではありません。日本では保存をすべきかどうかの議論自体が始まっていない状態です。

フランスやデンマークでは、法定納本(納本制度)の一環としてサイトを自動保存しているそうです。しかし、権利上の問題などがあり、実際にアクセスできるのは、研究者など一部の人のサイトだけだそうです。

私の場合は、本サイトで更新するだけで、ほかの人のサイトやブログ、XなどSNSに訪問することはないです。

私がよく利用するのは、YouTubeぐらいです。YouTubeは今がピークか、それとも今後、ますます繁盛するのでしょうか。

ブログやサイトの衰退は、YouTubeの繁栄と反比例しているように感じます。

私もYouTubeに自分のチャンネルを持っています。一度それをすべて引き上げ、その後に再開し、今は休眠状態です。

ネットを利用する個人で、自分のサイトやYouTubeのチャンネルを持つ人はどれぐらいの比率になるでしょう。10人にひとりもいない感じがします。100人にひとりとすれば、自分のサイトを運営したり、YouTubeへ動画を投稿するのは、ネット利用者の1%程度しかいないことになります。

今にして思えば、リクエスト番組に定期的にリクエストをするような人も、パーセンテージ的には低いように思います。

ということは、ネットのなかった時代、普通の個人が世の中に自分の思いや考えを「発信」するのが実に困難だったというわけです。

一般の個人が参加しやすいのは、もとのツイッター、今のXになりましょう。私はXはまったく利用していないので、私のネット利用状況は、多くの人と違っています。

今後、ネットの発信環境がどのように変化しようと、私は我が道を往くで、自分なりのネットの付き合い方をしていくしかありません。