サッカー日本代表の新ユニフォーム

私は作られたブームというのが嫌いです。

少し前にあったのは「韓流ブーム」です。韓国で制作されたドラマ『冬のソナタ』をNHKが放送し、反響が大きかったとかで、一時は日本のテレビ局がこぞって韓流ドラマを放送しました。

結局は作られたブームで、今は下火になっています。

このブームにもならなかったブームどもきの騒動のときも、私はそれに嫌悪感を募らせていました。

別に、韓国のドラマが好きな人を否定したいわけではありません。大手広告会社の電通がおそらくは仕切り、テレビ局が従う構造が嫌だったのです。当時は、新聞各紙もカギカッコ付きの韓流ブームを特集しています。

ちなみに、このブームもどきが起きた頃に電通のトップにいた成田豊氏は韓国生まれ(現在の天安市出身)です。そうした境遇が韓国びいきに動いたことが窺われます。また、日本のテレビ局も新聞社も電通には頭が上がらず、主従関係の従であることを知っておくべきです。

ここまでは、作られたブームが嫌いであることを書くための前置きのようなものです。

作られたブームが嫌いであるため、繰り返し催されるスポーツイベントも嫌いです。その集大成のようなオリンピックは見たくもありません。この流れで、私はサッカーというものにも興味を持ちません。

ですから、サッカー日本代表のユニフォームが変わったことも気づかずにいました。そのことを今更ながら知りました。

サッカーファンは新しいユニフォームにどんな感想を持つのでしょうか。私は試合を見ることがありませんので、プレー中にどのように見えるのかは確認していませんが、新聞のスポーツ欄に載っていた静止画像を見る限り、新ユニフォームは悪くないと思います。

「凄く良い」とまで積極的には評価しませんが、前のユニフォームに比べたら格段に良いと思います。

昔のユニフォームは知りませんが、ここ最近は酷いデザインでした。特に酷かったのが前々回のもの(私がいっているのは、2013年から15年のものになるようです)になりましょうか。

上下とも濃紺で、ソックスまでは同じ色でした。それをマスメディアは「侍ブルー」などと表現しましたが、剣道道着であればまだしも、サッカーのユニフォームにはどうでしょうか。

デザインをさらに酷くするのが、ユニフォームのメーカーを象徴するアディダスの3本線です。しかも、その線がホワイトで、濃紺のユニフォームには目立ち過ぎでした。

濃紺という色そのものは悪くありませんが、それをユニフォームのすべてに使ってしまっては、重々しい印象になり、スポーツのユニフォームにはふさわしくありません。

サッカー日本代表のユニフォームについては、本コーナーで以前取り上げたことがありますが、そこでも、上下のどちらかを明るめの色にすることで、重々しい印象を緩和できるのに、というようなことを書いた記憶があります。

誰が代表チームのユニフォームのデザインをするのか知りませんが、野球の代表チームのユニフォームにしろ、あか抜けない印象です。もっと軽快なデザインにできないものでしょうか。

その点、新ユニフォームは、適度な遊び心が感じられ、私は好意的に受け止めました。

ユニフォームの上は、前面と袖が青を基調とした抽象的な色付けです。これが、フィールド上でどのように映えるのかわかりませんが、濃紺一色だったときに比べれば、軽快に感じられるでしょう。

上着の背面はライトブルーで、これも悪くありません。

また、アディダス製品であれば必ず入れなければならないらしい3本線も、今回は赤に変わり、ラインの強調を弱めています。ラインがイエローだったら、また違った印象になったかもしれません。

同じイエローであっても、明度彩度の違いで、いく通りものイエローになります。

ユニフォームの下は、濃紺に赤いラインです。上着の正面がアブストラクトで、背面がライトブルーの一色ですから、下が濃紺であっても配色の点でもバランスが取れています。

また、ソックスがユニフォームの上着の背面と同じライトブルーで、これも足元の動きを軽快に見せる効果を期待できそうです。ソックスにも赤いラインが入っていますが、線が太くないため、ライトブルーを殺していません。

上着の正面の抽象的な色付けを前面すべてでなく、もう少し範囲を狭めるなど、工夫の余地はありそうですが、配色は良くなったと思います。

個人的な希望をいえば、どこかにアクセントのイエローを加えるとさらに良かったように思いますが。

ま、どんなものであれ、見慣れると手直ししたくなるもので、次は今回のデザインを活かし、より良いものになることを期待しておきます。

以上今回は、サッカーという競技にはまるで興味のない個人の単なる感想でした。

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