言葉にならない贈りもの(堀内孝雄)

リクエストカード(319)

山本さん、こんにちは。今回は、最後の火曜日宛てです。今さらながら、大変な中での幕切れになってしまいますね。山本さん、3年間、番組の担当お疲れさまでした。時には無理な注文もしてしまいましたが、すべて番組を思ってのこととご理解ください。愉しい時間をありがとう。▼さて、最後の放送宛てには、心情が切々と歌われた歌を選んでみました。ひとりの男が、“君”と“おまえ”に贈る歌です。想像するに、“君”というのは、この男性の愛する女性でしょう。そして、“おまえ”は、女性との間に生まれた我が子(おそらく男の子)でしょう。この歌だけでは、ふたりが結婚してのかどうかまではわかりません(?)。男が、自分の子供を無事産んでくれた“君”に感謝し、この世に命を授かった“おまえ”には、「いつまでもやさしい心でいておくれ」と父親としての願いを込めています。▼このたびの大震災では、多くの貴い命が失われています。この世に生まれたとき、誰にも、ここで歌われている“おまえ”のように、優しい眼差しが注がれたはずです。そのことを時々思い出しましょう。

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