「金魚鉢」の愛称がぴったりのヘリコプター

GoogleのAI Geminiを使い、動画生成AIのFLOWで下に埋め込んだ動画を生成しました。

ベル47とラシュモア山

私は子供の頃からヘリコプターが好きです。ヘリコプターも時代によって進化します。私は進化したヘリコプターよりも、本動画に映るヘリコプターが好きです。

子供の頃は、ヘリコプターならどれでも同じだと考えていました。つまりは、ヘリコプターといえば、本動画のようなヘリコプターしかないと思っていました。だから、本動画に映るヘリコプターが「ベル47」であることも意識しませんでした。

私は動画に映るヘリコプターがベル47であることは、1999年5月に、PCを使い始め、ネットに接続するようになってから知りました。

ベル47が素晴らしいのは、なんといっても、あのスタイルです。

そうだ。ベル47について、Geminiに訊いてみましょう。少し訊くつもりが、結構、長く訊いてしまいました。

あの実に魅力的な形をデザインしたのが、アーサー・ヤング(Arthur M. Young)氏であることも知りました。

ベル47のあの画期的なデザインを語る上で、欠かせない人物がアーサー・ヤング(Arthur M. Young)です。

彼は単なる「デザイナー」という枠に留まらず、ベル47のメカニズムそのものを発明した天才エンジニア兼発明家でした。


1. 「発明」から生まれたデザイン

アーサー・ヤングは、もともと数学者であり哲学者でもありました。彼は1920年代から「安定して飛べるヘリコプター」の研究に没頭し、自分の農場の納屋で模型を作って実験を繰り返しました。

彼が発明した最も重要な技術が、先ほども触れた「スタビライザー・バー」です。このメカニズムが、ベル47の頭脳とも言える安定性をもたらしました。

2. 「金魚鉢」に込めた思想

ベル47を象徴するバブル・キャノピー(金魚鉢のような風防)も、彼の「パイロットの視界を一切妨げない」という強い信念から生まれたものです。

  • 機能が形を決める: 彼は「装飾」としてデザインしたのではなく、ヘリコプターが低空で複雑な作業をするために、「足元まで見える視界」「徹底した軽量化」を追求しました。
  • トラス構造の美学: 胴体後部の骨組みがむき出しなのも、整備性を極限まで高めるための合理的な選択でしたが、それが結果として時代を超えたインダストリアル・デザインとしての美しさを生みました。

3. 芸術としての評価

ベル47のデザインは、航空業界だけでなく、芸術の世界でも高く評価されています。

1984年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)は、ベル47D1型を永久収蔵品(パーマネント・コレクション)として加えました。

「そのデザインは、機能に対する純粋な回答であり、現代のデザインにおける傑作である」

として、ヘリコプターとして初めて「アート」として認められたのです。現在もMoMAのロビー近くの天井に吊り下げられており、訪れる人々を魅了しています。


アーサー・ヤングはベル47を完成させた後、自分の仕事は終わったとしてヘリコプター開発の第一線を退き、後半生は意識や宇宙論の研究に捧げるという、非常にミステリアスで情熱的な人生を送りました。

世界を変えたベル47の遺産

こんなふうに、私が好きなベル47で動画を生成してもらおうと考えました。手元にベル47の画像がなかったので、Geminiの画像生成AI Imagen 3(Nano Banana Pro)で生成してもらいました。

その際、横、反対側の横、上、前、うしろと、色々な向きからの画像を生成してもらいました。それを生成してもらったあと、あることに気がつきました。コックピットに操縦士がいない、無人の画像ばかりではないか、と。

その画像を基に動画を生成する際、AIが操縦士を勝手に生成してしまい、こちらの狙いとは違う動画になりかねないと考えました。

そこで、コックピットが見える、正面からの画像に、あとから操縦士が乗っている状態に修正してもらいました。

その画像から動画生成を始めたので、ベル47を前方から見た動画になりました。

本当は、前方からの動画を3カット続けたあと、カメラを飛び越して飛び去るカットを4カット目に作る予定でした。しかし、結果的に、こちらが望むようなカットを動画生成AI FLOWは生成してくれませんでいた。

一度目は、なぜか、ベル47とは似ても似つかないヘリコプターの動画になりました。

二度目は、ベル47ですが、カメラを上を飛び越えるようにプロンプトに書いたのに、なぜか、画面の奥へ、バックして消えていく動画になりました。

ヘリコプターはバックもできますが、延々とバックするヘリコプターの動画はこれまでみたことがありません。もしかしたら、今回はボツとなったその動画は、せいせいされたものではありますが、「お宝」になる(?)かもしれません。

そんなわけで、そのカットの生成は諦めました。まだまだ、動画生成AI FLOWが思い通りにコントロールできていませんね。

続く2カットは、米国にあるラシュモア山付近を飛行する動画にしています。はじめは、コックピットから見たような映像が1カットだけでした。そのあとに、ラシュモア山に近づくベル47を、後方から捉えた動画を加えました。

North by Northwest (1959) – The Ending Scene (10/10) | Movieclips

そのあと、ふと、ラシュモア山の岩肌に刻まれた歴代の米大統領の中に、ドナルド・トランプ大統領を加えようと思いつきました。しかし、これは実現できませんでした。

参考にするため、トランプ大統領の画像を生成してくれるよう、Imagen 3に依頼しましたが、生成してくれませんでした。フェイク動画に利用される危険を感じての対応でしょう。

そのことをGeminiにチャットで教えると、頼んでもいないのに、次の動画を生成してくれました。

トランプ氏を加えたラシュモア山

動画を生成するといっても、それにはアイデアが必要です。私の場合、そのアイデアは、身近なものから求めるしか能がないようです。

Geminiとベル47について交わした「対話」をソースとして、NotebookLMに動画を生成してもらいました。文章を読むのを面倒に感じる人は、動画をご覧ください。

ベル47:伝説の名機