そこが底とは限らない

私にとって今年最大のイベントだった米大統領選挙が、願い通り、ドナルド・トランプ氏(1946~)の勝利に終わり、胸をなでおろしました。

それが一段落するまでは気が気でなかったので、投資に時間を廻す時間が相対的に少なくなりました。

一カ月ほど前に、先物取引というものを始めたことを本コーナーで書きました。その値動きを気が向くと眺め、相場に乗れそうなときは乗るようなことをしていますが、これは一筋縄ではいきません。

米大統領選でトランプ氏が勝ったことが影響しているのでしょう。このところは米国の株価が好調で、値上がりが続きました。その流れを受け、日本の株価も上がり調子です。

ところが、昨日は波乱含みとなり、値を下げる場面がありました。日本の相場の指数である日経平均株価が、午前11時前に39866.72円の高値をつけたあと、後場は39600円を切ったところから始まり、39137.89円まで下げた局面もあります。

高値から安値まで700円ほどの幅となり、ボラティリティが大きくなっています。

日経225マイクロ先物の日中立会の値動き(2024.11.12)

私は、日経225マイクロ先物というのをやっています。昨日の午前、現物の取引時間(前場は午前11時30分まで)が終わりに近づいた時間、そのチャートを表示させると、値下がり基調にあるのがわかりました。

相場の世界では「落ちて来るナイフはつかむな」といった格言がよく知られています。下落の途中で買いの注文を入れると、それを掴んだ手を切って、値が下落するといったような意味合いでしょう。

だから、買いで入るのなら、下落が止まったことを確認してから注文を入れるのが間違いがないとされています。

しかし、これも現実的にはなかなか難しいです。

私は下落局面を客観的に見ていました。途中で下落が止まったように見えると、すかさず、買いの注文が入っていました。しかし、そのあとにまた下落し、大きく下落したりしています。

ということで、どこが大底だったかは、チャートをあとで見てわかるぐらいのことです。

信用取引の経験があり、買いではなく、売りの注文に慣れた人であれば、昨日のような相場は、売りによって利益が得られたでしょう。

私は信用取引をしたことがないため、売りから入ることに慣れていません。それでどうしても、下がったあとに反発する展開を予想してしまいます。

それで、一度はうまくいったように感じました。

そのときは小反発で、すぐまた下がりました。しかし、小反発でも多少の利益になります。

私はまた下落すると怖いので、下がったときに自動で決済売りをするよう、逆指値という注文を入れておきました。

あとは、上値を追いながら、逆指値をそれに合わせて上げていくようなことをしました。トレーディング専用アプリを使い、マウスでドラッグして、逆指値を訂正していたつもりでした。

ところが、上昇が終わって値が下がってきたとき、それが機能せず、慌てました。やり方は間違っていないはずですが、逆指値で決済売りができず、結局は、買った値よりも下で決済し、終わってみれば、百数十円の損失を出してしまいました。

自分の訂正の仕方に間違いがあったのか、なかったのか、本日の相場で注文を出すようなことがあれば、実験も兼ねて、検証してみることにします。

日本の個人投資家は、下がったところや、上がったところで買おうとする傾向があるといわれます。これは逆張りのスタイルです。それで、少しでも値が低いところ買い、値の高いところで売ろうと試みます。

相場の世界には「頭と尻尾はくれてやれ」という格言もあります。高値と安値をとりに行く必要はないということです。

それがわかっていても、植木等さん(19272007)ではありませんが、わかっちゃいるけどやめられね、といったところでありましょう。

スーダラ節