油絵具の扱いが数段上達?

このところは、油絵具に接する時間が多いです。今日も描きかけの絵に加筆しました。

これは自己満足に近いと思いますが、ここ一カ月ほどで、絵具の扱い方が数段上達したように感じています。

今日加筆したのは自画像です。鏡に映る自分の顔をモデルとするため、いつでも好きな時に、モデルに使えます。

今回は、サムホール(SM)のサイズ(22.7×15.8㎝)の厚紙のボードに描いています。ジェッソで下塗りをしなかったため、はじめに絵具をつけたときは、絵具の伸びが悪く、失敗したと考えました。

はじめは、二、三時間で、アラプリマで仕上げるつもりでした。しかし、一日目がそんな調子だったため、予定を変更し、これまで通り、乾かしながら、何度も筆を入れる描き方に換えました。

描き方は変わっても、絵具の扱いは、自分でも満足できるような状態となっています。

油絵具は、混色をすればするほど、発色が鈍くなります。彩度が落ちるということです。特に、ホワイトを多く使うと、彩度はあっという間に落ちてしまいます。

自画像で、人の肌を描くため、どうしてもホワイトは欠かせません。しかし、ホワイトを使いながらも、彩度をできるだけ落とさないような扱い方が身につきつつあります。

鏡に映る自分の顔を観察すると、光の当たり具合によって、部分分の色が違って見えます。

今回は、写真の撮影などに使う、小型のソフトライトBOXを使い、自分の斜め左から光をあてた状態を描いています。

写真の撮影でもそうですが、どんなにいいカメラとレンズを使って撮影しても、光量が少ない被写体は、鮮やかな色で写すことができません。

それと同じで、自分を描くにしても、光量を多くして描いてこそ、肌の色の色味が増します。

油絵具を扱うときの注意は、塗られた色をできるだけ複雑にすることです。

肌の色としては、多少「冒険」に思えるような彩度の高い色を支持体に置くようにして描くことで、生き生きとした肌の色になります。

これまでは、わりと平面的に色を作ってしまっていました。それが今は、より複雑にしていることで、自分でも、悪くないと感じてしまいます。

これまでは、青い絵具の扱いを難しく感じていました。それが今は、青色も混色には必要と考えるようになりました。

青色として、私はコバルトブルーをよく使ってきましたが、今は、セルリアンブルーが使いやすいと感じています。

肌の色を作る時も、セルリアンブルーをわずかに混色したりして、肌の色に、変化を持たせることをしています。

セルリアンブルーのチューブ

絵の技術は、描けば描いただけ、自分のものになります。

今日加筆した自画像は、一日乾燥させ、明後日には完成に持って行きましょう。

次は、もう少し大きいサイズに自画像を描いてみようと考えています。

今年も残すところ半月です。今年最も大きな収穫は、油絵具の扱いが数段上達したことになりそうです。それは何よりも嬉しいことです。