22H2から24H2へ

前回の本コーナーでは、私が使う「自作PC」を久しぶりに「更新」するかどうかで悩んでいることを書きました。

「自作PC」というのは、完成された市販PCではなく、自分でPCパーツを選び、それを組み上げたPCのことです。私は、2003年以降は自作PCのみを使っています。

市販PCと同じで、それが自作PCであっても、それを組み上げてから時間が経てば、今の時代に比較して、性能は低下します。

私が今使う自作PCは、組み上げてからそうとう時間が経ちます。ということは、「更新」を疎かにしているということです。そこでこのたび、久しぶりでPCパーツを入れ替えようと考えているのです。

昨年かそれよりも前からそのように考えていたものの、それを実行すると、時間と手間が非常にかかるため、見送り見送りで今に至ってしまいました。

PCを新たに組み上げるのはそれほど大変ではないものの、PCは、オペレーティングシステム(OS)や自分が使うアプリケーションソフトウェア(アプリ)をすべて入れなければなりません。

私のPCには、WindowsのOSを入れると自動で加わるアプリを含め、全部で200以上のアプリが入っている状態です。

私が使っているアプリを再インストールするため、リストをA4の用紙に印刷しました。横向きに使い、用紙1枚にリストアップされるアプリは【30】です。それが8枚あり、両面印刷しました。8枚目はアプリが【4】なので、合計で【214】です。

これらをすべてはじめから入れ直し、しかも、自分が使いやすいように設定し直すことを考えると、気が遠くなります。

そのため、これをもっと簡単にできないかと考えていたところ、Windows PCに入っている「Windows バックアップ」を使えば、作業が楽になりそうなことを知りました。

しかしその後、さまざまな情報によって確認すると、万能ではまったくないことがわかりました。

パソコン引越しアプリって本当に役に立つの?

まず第一に、この機能に私が最も期待したアプリの保存はまったくされません。これを知っただけで、一気に気が抜けました。Windows バックアップでできることは、それぞれのアプリに施した設定の保存です。

しかも、これがどこまで補償されているかは、自分でやってみるまでまったくわかりません。

ほかには、自分が作成したファイルのうち、「ドキュメント」と「ピクチャ」は保存できますが、「ビデオ」と「ミュージック」の保存はしてくれないそうです。

もっとも私の場合は、これらのファイルはすべて、OSと同じドライブには入れていないので問題はありません。

私のPCには、物理的に別々のドライブが3台あり、それぞれ、次のような使い方をしています。

CドライブOSとアプリをインストール
Dドライブ自分で作成したファイルの保存
Eドライブ自分で作成したファイルのバックアップ

このように、OSを入れてあるドライブに自分が作成したファイルは入れていないため、OSを今回新たにインストールし、必要なアプリをインストールするだけです。

ここ最近、私がにわかに慌て始めたのには理由があります。

私は普段、OSの更新ファイルの確認はしません。普通にPCを使い、その間に、更新する必要がある場合はPCが自動でダウンロードし、インストールします。そして、インストールのあとに再起動が必要になったとき、更新されたことに気付くといった具合です。

そんなわけで、OSの更新には関心を持っていませんでした。

そんな折、何かの理由でWindowsの〔設定〕で〔ホーム〕を表示したところ、〔Windows Update〕のところに「注意が必要」の文字がありました。

私が使うWindowsのサービスが終了したため、更新できない状態になっていたというわけです。それを知ったことで、にわかに慌て始めました。

私が現在使うOSはWindows11です。11にアップデートする前はWindows10を使っていました。10から11に無料でアップデートできる期間があり、それを利用してアップデートしたのです。

ただし、私のPCは11にアップデートできるシステムの条件を満たしていませんでした。それを、Rufusというソフトを使うことで11にアップデートできるのを知り、裏技的にアップデートしています。

【最新版】古いパソコンをWindows11へアップグレードさせる方法【簡単】

Windowsを提供するマイクロソフトにしても、本来は10から11へアップデートできないPCのOSが、裏技でアップデートする者がいることは知っていたでしょう。

その「対策」で、メジャーアップデートを何度も繰り返すようになりました。裏技でアップデートした人には、そのメジャーアップデートが「ハードル」のようになります。そのたびに、それを乗り越えるための新たな裏技が必要となりました。

Windowsには、エディションのほかに「バージョン」があります。最も新しいバージョンは「24H2」です。

今回の事態を受け、私はそのときになって自分のバージョンを確認すると、「22H2」でした。24との間には「23H2」があります。ということで、乗り越えなければならない「バードル」が2台あったのでした。

そこで、昨日、最新の「24H2」にするための更新をしました。方法は」、YouTubeで見つけた、後藤氏が解説してくれる次の動画です。

【新ツールで非対応PCを即更新】Windows 11 24H2へアップデートする超簡単な方法!Windows10・11どちらからもOK【Flyby11】

Flyby11を使うことで、コマンドを使用せずに、アップデートをすることができることを伝える動画です。後藤氏の説明通りに操作し、24H2にアップデートすることができました。

本動画は3カ月前に配信されています。動画を作成する時点では、Flyby11のバージョンは1.6です。3カ月の昨日、私がFlyby11をダウンロードして実行したファイルのバージョンは2.5でした。

そのあと、Windowsの更新ができるようになり、保留されていた更新を終えました。

それはそれで良かったのですが、それをしたことで、私が使うCドライブの空き領域が極めて少なくなりました。使用済みのストレージ領域を示すバーが通常は青色のところ、私のCドライブのバーは、危機感を示す赤色に変わりました。

残りが5GB強です。

ということで、待ったなしの状態となりました。これであれば、今使っているPCのパーツを外し、新しいパーツに入れ替え、そのあと、Windows11を新規にインストールし、その上で、必要なアプリを200ほをインストールし直し、設定をする覚悟が必要となります。

それを考えると億劫になるので、ほかの手がないか模索しています。

模索のひとつは、今の状態のPCをそのまま使い、Cドライブだけを入れ替える手です。

私が使うドライブは、DとEがハードディスクドライブ(HDD)で、Cだけはソリッドステートドライブ(SSD)です。

私が使うSSDは容量が256GBです。それを2倍程度のストレージ領域を持つSSDでクローンを造り、入れ替えるという手もあります。

ただ、この場合は、24H2の次のバージョンになったときは、また、そのハードルを越える必要があるなど、今の環境を使い続ける限り、マイクロソフト側の「対策」に対応していかなければなりません。

そうであっても、面倒を先送りする誘惑にかられています。

ま、いろいろ考えるのも私には楽しみになっており、私が置かれた状況を自分で楽しんでいる側面もありますが。

状況は刻一刻変わります。

本更新をしているとき、旧バージョンを削除するかどうかを求める注意書きが現れました。その削除を許可したあと、Cドライブを確認すると、その直前までは空き領域が5GBぐらいにまでなって、使用済みを示すバーが赤色になっていたのが、残り33GBぐらいになり、バーの色も元の青色に戻りました。

すぐには使わないアプリをアンインストールすることで、Cドライブの空き領域を増やす方法もあるでしょう。

昨日、24H2でメジャーアップデートしたばかりということもあり、今の環境でしばらく様子を見て、パーツの更新に確信が持てたら、そのときに更新するのが良さそうな気になってきました。

更新のためのパーツは揃いました。あとは、それを実行するタイミングだけです。

今回の更新はパーツをばらしてしまうので、始めてしまったら元に戻ることができません。過去には見切り発車して失敗したことがあります。今回は慎重にやりたい気持ちが強いです。

何といっても、PCパーツの更新は目的にするようなことではありません。PCを使った作業に支障がないことが大切で、今の環境が悪くなければ、慌ててする必要はありません。