私が使うメインカメラをキヤノンのミラーレス一眼カメラ、EOS RPに乗り換えて7週間が過ぎました。
この間、RPにつけて使うレンズは、キヤノンRFマウントのRF28mm F2.8 STMという広角単焦点レンズ一本のみです。

これまでであれば、昔、フィルムの一眼レフカメラのヤシカ・コンタックスRTS及びRTS IIで使ったカール・ツァイスのプラナー50ミリF1.4を、マウントアダプタを介して使うところ、今回は使っていません。
そのためのマウントアダプタを、前にRPを使っていたときは持っていましたが、RPを一度手放した時に、アダプタも手放し、手元にありません。
私は、露出をフルマニュアルのマニュアルモードで設定します。この際、RPは使えるダイヤルがメイン電子ダイヤルとサブ電子ダイヤルのふたつしかないため、RFレンズについているコントロールリングにISO感度を変更する機能を割り当てています。
このように利用することから、マウントアダプタを使うとしたら、コントロールリング付きにする必要があります。細かいことをいいますと、マウントアダプタの価格が、コントロールリング付きは、それがついていないものに比べて約2倍です。
それがないアダプタは12000円強、コントロールリング付きは25000円強です。25000円出すと、RF50mm F1.8 STMの価格に近づくので、どちらを手に入れた方がいいか、個人的には悩ましいところです。
焦点距離が50ミリの単焦点レンズは、標準レンズとされています。昔、フィルムの一眼レフカメラが一般的に使われ始めた頃は、50ミリのレンズがセットで販売されたりするほど一般的なレンズでした。
前にも書いたように、私はヤシカ・コンタックス用のプラナー50ミリをとても気に入り、ほとんどこのレンズば彼をカメラにつけて使っていました。

私が50ミリを好む理由については、本コーナーで事あるごとに書いています。ファインダーから見える像と肉眼で見た像の大きさがほぼ同じであることが理由です。
この感覚を半世紀ほど持ち、これは今後も変わることはないだろうと思っていました。私が50ミリの焦点距離を好きなことは変わりませんが、それとは別に、RF28ミリのレンズを使うようになったことで、28ミリの焦点距離も、50ミリと同じように好きになりました。
これまでの感覚でいえば、28ミリはかなり広角の感覚です。フィルムの一眼レフを使っていた頃は、35ミリでも広角過ぎて使いづらく感じたほどでしたから。
それが今回、RF50ミリF1.8 STMが品切れで、すぐに手に入らないこともあり、次善の策のようにして28ミリのレンズを手に入れて使い始めました。
はじめは使いづらいだろうと思いました。ところが、使ってみると、人間の視野に最も近いのが28ミリではないかと思うようになりました。
試しに、肉眼でぼんやり眺めたあと、28ミリのレンズをつけたRPのファインダーを覗くと、ぼんやり見た視野とほぼ同じ視野の像がファインダーに結ばれているように感じます。
先に、50ミリは肉眼とほぼ同じ大きさに見えると書きました。これは、被写体との距離感が肉眼に近いという意味です。
これに対して28ミリは、ぼんやり眺めた人間の視野をファインダーに収めてくれる感覚です。だから、28ミリをつけたカメラを何かに向けてシャッターを切ると、自分が見たそのときの情景がそのまま記録される感覚です。
これはこれで、50ミリと違い、自分の眼の延長のような使い方ができるように感じます。とてもおもしろいです。
