本日の朝日新聞に、例の「紅麹」サプリメントが重大な「健康被害」を出したとされている問題の続報が、非常に小さな記事になって載っています。
その記事によれば、この問題を引き起こしたとされている小林製薬が、昨日(21日)、厚生労働省への報告漏れが1件見つかったと報告したことを伝えています。
この報告は、同社に寄せられた相談のうち、死亡した家族からの相談です。今月13日にも同様の報告漏れが11件あったとされました。それが報道されたときも本コーナーで取り上げました。
本騒動は今年のはじめに始まりました。報道されることをそのまま受け取る人は、同社の紅麹を使ったサプリが非常に危険なものと考え、何度にもわたって厚労省への報告漏れを起こす同社をけしからんと考えているでしょう。
しかし、報道されたことを見ていくと、違った側面が見えることは本コーナーで何度も書いているとおりです。
繰り返しになりますが、前回の11件の報告漏れについて見ると、次のことがわかります。
- 5件:同社の紅麹サプリの摂取なし
- 2件:同社の紅麹サプリの摂取精査中
- 4件:詳細調査を医師などへ回す予定
厚労省とマスメディアは、本騒動において、小林製薬を悪と決めつけています。しかし、11件の例を見てもわかるように、同社への相談が、相談者には悪意はないと信じますが、サプリを摂取していなかった人からのものも少なくありません。
最初の発表では、170人から相談を受け、その中の91人は紅麹サプリを摂取していなかったことがわかり、唖然とさせられました。
報告が漏れていた11件の続報を私は知りません。
11件中5件はサプリを摂取していなかったので、無関係です。また、2件はサプリを摂取したのか精査中とされています。昨日(21日)の時点までに、それがどのような結果となったのでしょう。
また、医師などに詳細な調査をしてもらう予定だとされた4件は、どのような調査結果になったのでしょうか。
1週間前の15日、Yahoo!ニュースに次の記事がありました。
小林製薬に寄せられた相談で、同社の紅麹サプリを摂取して死亡したとされた97人について、死亡とサプリの因果関係を調査をし、約8割の79人の調査が終了したことを、武見敬三厚生労働相(1951~)が15日の記者会見で明らかにしたことを伝えています。
79人は、記事の見出しでわかるように、死亡とサプリの因果関係が確認されていません。
この79人は同社の紅麹サプリを摂取したことはあるものの、サプリの摂取が死亡原因とされた人はいないということです。
私の想像ですが、昨日あった報告漏れの1件も、調査をしたら、同様の結論に落ち着くのではないかと思います。
本日の朝日の記事によれば、小林製薬は、厚労省への報告漏れの調査は今回の1件をもって終えるそうです。これにより、同社へ寄せられた遺族からの相談件数が今後は増えることはなさそうです。
今後は、まだ調査が終了していない18人に加え、昨日発覚した1人を加えた19人の死亡原因の調査になります。その結果、同社の紅麹サプリの摂取が死亡と無関係となった場合、本騒動を大問題だとした厚労省と厚労省の一方的な決めつけを、大本営発表のように伝えたマスメディアはどのように対応するのでしょうか。
本騒動について本コーナーで何度か伝えました。その中で、私は次のような疑問を書きました。
ひとつは、サプリに含まれる成分の何が摂取者の死亡を起こしたのか、まだわからない段階で、どうして、そのサプリに烙印を押したのかということです。
そのことは、犯罪捜査の過程で起こりかねない冤罪の問題を絡めて書きました。犯罪事件を報じるマスメディアは、少しでも冤罪の可能性があれば、今回の紅麹サプリ騒動のように、一方的な見方で報道することはしないでしょう。
用心深いマスメディアは、白黒をつけて報道し、それが真実でなかったことがわかった時のことを恐れ、一方に決めつけた報道はしないはずだからです。
ところが今回は奇妙なほど、多くのマスメディアが足並みを揃えて騒動のはじめから、小林製薬を悪と決めつけた報道をしています。それが私には不思議で仕方がありませんでした。
騒動が始まってから今なお、紅麹サプリに含まれた成分の何が、摂取した人を死亡させたのかわかっていません。
そもそも、食品に分類されるサプリを摂取して、それで死亡した人が数十人も出たとされたことが信じられません。
これでは、殺人事件を起こしたとされた容疑者を、証拠もなしに犯人と決めつける報道をするのと同じです。そんなことをして、容疑者が無罪であった場合、マスメディアはどのような責任を採れるのでしょうか。
小林製薬はわけがわからないまま悪者にされ、厚労省とマスメディアの袋叩きに遭いました。その結果、同社製品の売り上げは落ち、株価が急落しています。
同社の株価が急落したことで、外資が同社の株を大量に取得したとも聞きます。
同社がそのような目に遭いながら、未だに、同社のサプリと死亡との因果関係がひとつも明らかになっていません。一体全体、これはどういうことですか?
もうひとつの疑問は、同社の紅麹サプリを摂取して死亡したとする相談が97件プラス1件寄せられ、これまでの調査の結果、約8割の79人は、サプリの摂取とは無関係であることがわかりました。
無関係であっても死亡したのは事実です。そこで気になるのは、その79人は何が原因で死亡したのだろうということです。
人が死亡する原因はさまざまです。死亡した79人の年齢は書かれていないのでわかりません。私の勝手な推測では、多くが高齢者ではなかろうかと思います。
高齢で何かしらの持病を持ち、それが悪化して死亡に至ることはあります。
ただ、一般的な感覚で、高齢の家族が持病の悪化で亡くなった時、紅麹サプリとの関係を疑い、同社へ相談するだろうかということです。私が同じ立場であれば、相談はしません。
そこから逆に考え、普通でない亡くなり方をした人が含まれているのかもしれないと考えられなくもありません。持病らしい持病がなかったのに、あるとき突然のようにして亡くなったというように。
そのときにちょうど今回の騒動が起こり、それが報じられているのを知った遺族が、同社へ相談したことが考えられます。
ただ、そのようなケースも含め、これまでに、死亡した人で同社のサプリを摂取したことがある79人は、サプリとの因果関係がなかったことがわかりました。
その79人の中に、突然死したケースがあるとしたら、それはなぜ起きたのかが気になります。
武見厚労相は小林製薬のことをお怒りのようです。しかし、これまでのところ、寄せられた相談の約8割の死者は、同社のサプリ摂取とは関係ないことがわかりました。
国民の健康を預かる中央省庁で長をされる武見氏ですから、国民の健康については人一倍強い関心を持たれているはずです。
ここまで書いたように、サプリを摂取して死亡したとされた79人は、別の原因で亡くなっています。なぜそれらの人が亡くなったのか、調査させるお気持ちはないのでしょうか。
もしも調査されるのであれば、私からひとつ提案があります。それは、サプリとの因果関係がないことがわかった79人が、新コロウイルスのために作られたことにされているワクチン(似非ワクチン)を接種しているかどうか確認することです。
これも私の勝手な想像ですが、多くが高齢者であれば、かなりの確率で似非ワクチンを複数回接種しているのではなかろうかと考えます。
似非ワクチンの接種をして死亡した人が、たまたま小林製薬の紅麹サプリを摂取していただけというのが、本騒動が始まった当初から私が持つ考えです。
小林製薬の紅麹サプリを摂取して死亡したのではと同社に相談したうち、実際にサプリを摂取した97人(+1人)の約8割の79人は無関係であることが判明しました。
残る18人(+1人)の調査は、近いうちに終わるでしょう。その結果、小林製薬の紅麹サプリを摂取したことで死亡した人が1人もいないことがわかったとき、厚労省とマスメディアは、それを広く社会に発表する責務があります。
発表するだけでなく、本騒動を起こされたことで甚大な被害を受けた小林製薬には、武見厚労相が同社へ行き、深々と頭を下げて、心から許しを請うべきです。
その上で、同社の被害額に応じた弁償をする必要があります。
本騒動を大々的に報じたマスメディアも、「間違っていました」では済まされません。マスメディアが同社にどのような謝罪の対応をできるか私にはわかりません。
少なくとも、紙面の片隅に小さな謝罪文を載せる程度では駄目です。トップを交代するようなことも必要になるかもしれません。
本騒動を冤罪的に報じたマスメディアは、小林製薬の会長と社長の交代を、自分たちの手柄のように報じました。
今は、小林製薬の紅麹サプリを摂取して死亡したことにされた18人(+1人)の調査結果を待つことにします。
