昨年暮れ、2000年大晦日の「NHK紅白歌合戦」の視聴率ですが、その結果は、予想を下回った数字であったそうです。
何でも、第2部での視聴率(関東地区)が50%を超えなかったのだとか。もっとも、それでもまだ、国民の半数近い人がその時間同時にチャンネルを合わせている計算になるわけで、「腐っても鯛」とでもいいましょうか、「化け物番組」であり続けていることに変わりはありませんね。
私とはいえば、お約束通り見ませんでした。が、実は、2回ほどですが、チャンネルを瞬間的に合わせたりしたのでした。
1回目は、さだまさし(1952~)が「無縁坂」(1975)を熱唱しているシーンです。
それを特別審査員席の井上康生選手(1978~)(柔道選手。シドニー五輪では見事な一本勝ちで金メダルを獲得)が目元を潤ませて聴いていたのが印象的でした。おそらくは、歌われていた歌詞の内容と彼自身の亡き母親の姿がダブったのだと思います。
で、あともう1回ですが、そのときには何と、特別審査員と特別ゲストの長嶋茂雄(1936~)・一茂(1966~)父子の姿を拝見することができたのでした。
長嶋さんといえば、あれだけの有名人でありながら、これまではなぜか1度も「紅白」には(もちろん、歌手としてではなく、ゲスト審査員として(^_^;)出演されていなかったそうです。
その長嶋さんの記念碑的出演シーンを拝見できただけでなく、今後二度と見ることはないであろう、息子の一茂さんとの「共演シーン」まで見ることができたわけで、これは「ラッキー!」といえるのかも、ですね。
テレビというモンは、そもそもが決定的なシーンを見せるモンなんでしょう。ですから、スイッチを入れて画面が映ったら、それが即、決定的なシーンなわけなんですよ。そういうモンです、テレビというのは。
てなことになりそうではありますが。
過去、NHKの会長に島桂次氏(1927~1996)が就かれた時期(だったと記憶しています)には、「『紅白_』廃止論」が出たとかいう話を耳に挟みました。
現在ではそういう声もあまり聞かれなくなりました。個人的には、そろそろ「紅白」に代わる番組を、と思わなくもありません。
かといってそれに代わる国民的番組をとなると、アイディアが全く浮かびません。その辺の事情は、当のNHKでも全く同じ、なのかもしれませんね。
たかが紅白、されど紅白。
