Googleの生成AI(生成的人工知能)を使った画像生成AIのNano Banana Proは、自分のアイデアをすぐ形にすることができ、飽きることがありません。
昨日は、次のような画像を生成してもらいました。

パッと見て、これがどんな画像かわかりましたか? この「写真」に写っているのは、17世紀のオランダの画家、レンブラント(1606~1669)です。
レンブラントがアトリエで、作品を描いています。描いているのは『ユダヤの花嫁』です。
細かいことをいうと、足りない部分はいくつもあります。
まず、『ユダヤの花嫁』は、縦が121.5センチ、横が166.5センチなので、写真に写っているよりも大きいです。
また、晩年は破産状態になったので、レンブラントは屋根裏部屋のようなところで絵の制作をしています。それに対して、写真に写る部屋は、大きな窓から外光が入り、貧しい暮らしをしているようには見えません。
バレットには油絵具が何色も並べられています。レンブラントは使った色数が多くありません。パレットにあるような、彩度の高い色は、使わないものがあります。
こんなふうに、ダメ出しをするときりがありません。しかし、そんなことを抜きにして、ちょっとしたプロンプトで、こんな画像を生成してくれるNano Bananaには感謝するしかありません。
結局のところ、画像生成ができても、それを活用するのは人間です。人間のアイデアが膨らむほど、生成される画像も多彩なものになります。
私は続いて、次の画像生成をNano Banana Proに依頼しました。

これはパッと見て、その絵を知っている人には、馴染みの画像になったでしょう。スペインの宮廷画家 ベラスケス(1599~1660)が描いたことで有名な『ラス・メニーナス』です。
しかし、画像をよく見ると、原画とは違うことに気づくでしょう。
そうです。描かれている人物と衣装は同じですが、皆がリラックスした表情をしています。そうなるよう、プロンプトに書いたからです。
ベラスケスの『ラス・メニーナス』が、誰かによって撮影された写真で、その写真を撮るときは、皆、緊張してポーズを撮っていたもの、撮り終わった瞬間に誰もが見せるような、リラックスした表情に戻った瞬間の画像にしています。
こんなふうに、ひとつのアイデアが浮かび、それをNano Banana Proに依頼すれば、そのアイデアを形にしてくれます。
大切なのは、先入観に囚われない、自由な発想ができるかどうかです。
結局のところ、超高度に発達したAIを使いこなすのは、生身の人間です。
