人はいろいろなものに知らぬ間に影響を受けます。
私は昔から音の録音に興味を持ちます。今はその興味を満たすため、ZOOMのハンディレコーダー H1 XlRを使い、本コーナーを更新するたびに、冒頭部分を音訳する自分の声を録音することをしています。

声を録音するのに必要なのはマイクです。マイクにもダイナミックマイクとコンデンサーマイクがあり、それぞれに、さまざまな種類のマイクが世の中にはあります。
マイク選びも私なりに試行錯誤をしました。その結果、昔に買って持っていたベリンガーの”Ultravoice XM8500”というダイナミックマイクで録った自分の声が好ましく感じられたので、これでマイク選びは終了したと昨日までは考えていました。

それが昨日、YouTubeで次の動画を見たことで知らぬ間に影響を受け、別のマイクに換えてみたい気持ちが起きました。
オペラ歌手の車田和寿氏が、音の入り口であるマイクについて解説してくれている動画です。車田氏が実際に使われている3種類のマイクの特徴と、それらのマイクで録れる音の違いなどについて語ってくれています。
その動画を見るうち、私の場合は自分の声を録るだけですが、XM8500から別のマイクに換えてみたい気持ちになりました。
私の場合は、自分が持っているマイクを交換するだけですから、やることは別に大したことではありません。
私が持っているマイクはXM8500のほかには、いずれもコンデンサーマイクのMXL V67とCLASSIC PROのCM11があるだけです。今回は、1カ月ぶりぐらいにCM11で自分の声を録ってみたくなりました。

ダイナミックマイクは入力感度が低いこともあり、マイクを手で握って使うことができます。対して、コンデンサーマイクは感度が高いので、手で握って使うことは推奨されないでしょう。
その推奨されないであろう使い方をCM11でしました。XM8500を手で握って使っていたので、その延長でCM11を同じように使っただけです。
コンデンサーマイクは感度が高いので、あまり口に近づけては使いません。胸の前辺りにマイクを縦に構えるように手で持って自分の声を録音しました。
私は32bit floatで録音するので、録ったあとに、音声編集ソフトを使って自分が望む出力音量にします。そのために私が使うのは、SteinbergのWebeLab Elements12です。
その編集ソフトで、XM8500で録った音声データとCM11で録った音声データを目で見て違いを感じました。
ダイナミックマイクのXM8500で録った音声データの波形は、ダイナミックマイクの感度が低いことが影響しているのでしょう。同じように発声しているつもりでも、波形の小さいところと大きいところがランダムに見られます。
つまり、録音した音声のレベルを同じように揃えたつもりでも、小さい音声の箇所がランダムに現れるということです。
それが、CM11で録った音声データの波形は、一番大きな音のピークが全体を通して揃っています。これは、音の強弱が全体を通して見られないということです。
音声データを扱う場合は、全体が同じ音量になって欲しいです。
本ページに、XM8500とCM11で録音した音声ファイルを紹介しています。どちらも、ネット用としてファイルサイズの小さいMP3に変換しています。基の音声ファイルはWAVです。
WAVとMP3の音声をヘッドホンで聴き比べると、圧倒的にWAVの音声のほうが豊かです。その違いは、XM8500とCM11の差より遙かに大きいです。
ネット上にある音声は、その程度の音声品質だと思って聴くしかありません。
今回はほんの思いつきでCM11を使ってみました。その結果、自分の音声を録音するのであれば、CM11のほうが安定した音量で自分の声が録れることがわかりました。
思いつきでしたことが、思わぬ発見につながることがあります。今回の試行がそれにあたりました。
その結果から、今後は、ペンシルコンデンサーマイクのCM11を、自分の声の録音に使うことにします。
一度決めたことも、あとで見直すことで、改良点がみつかることがあります。
