私の関心は音声に向かっています。音声の中でも、自分の声を収録するマイクの種類や、マイクと口の距離によって得られる結果が関心の的です。
マイクを使った音声録音について書いた前回の更新で、ZOOMのフィールドレコーダーのF2に、VM-Q1という中華製の安価なコンデンサーマイクを使って録った私の音声ファイルを紹介しました。
その音声ファイルと、現在、私が基本的に使う、ZOOMのハンディレコーダー、H1 XLRにCLASSIC PROというメーカーの”CM11”というペンシルマイクで録った音を聴き比べました。
録った音を確認する方法を最近変更しました。変更前は、ヘッドホンで音の確認をしていました。今は、PCスピーカーで確認するようになりました。
どちらがより正確な確認方法であるかはわかりません。
F2のコンビとH1 XLRのコンビを聴き比べると、意外な結果になりました。F2に安価なマイクを使って録った声のほうが、私には聴き取りやすく感じたからです。
ポイントは低周波数帯の声です。
F2にVM-Q1という安価なマイクをつけて録った声は、低周波数帯が明瞭に聴こえます。対して、H1 XLRとCM11は、低周波数帯の声の「抜け」のようなものが悪いように感じます。
ただこれは、一概に結論づけられないかもしれません。マイクと口の距離が少し違うだけで、結果が異なることが考えられるからです。マイクが口に近づくほど、近接効果によって、低周波数帯の音が強調されやすい傾向があります。
ともあれ、この結果のあと、CM11以前に使っていたMXLのV67というコンデンサーマイクをH1 XLMつけて自分の声を録ってみました。

その結果が次の音声ファイルです。
この音声ファイルを聴くと、H1 XLRにCM11で録った声よりも、低周波帯の声の「抜け」が良いように感じます。
もっとも、これは、すぐ上で書いたように、マイクと口の距離が影響した可能性もあります。ですから、同じ組み合わせでも、距離が少しでも違えば、別の結果になることも考えられます。
マイクを使う上で一番気をつけなければならないのは、マイクと口の距離になるでしょう。その上で、使うマイクを選ぶことになりそうです。
試すごとに結果が変わるのは、いろいろと試す人間にとっては興味深いことです。その結果、自分のスタイルが元に戻ることになっても、何もせずに元のままいるのと同じことにはなりません。
一周して元に戻ったのであれば、裏付けを得て、それを続けることができます。
そして、一度裏付けを得たと思ったことに疑問を持てば、そのときはまた、別のことを試せばいいです。
マイクを別のものに換えたり、マイクと口の距離を試すことで、録れる声の音を「研究」するのが、今の私の愉しみになっているというわけです。
音を収録したり、それを聴いてあれこれ考えるのが私の趣味です。ほかの人にはどうでもいいようなことをいつまでも悩んでいられるのも、趣味ならではといえましょう。
