今、音楽を楽しむ人の多くは、ネットから配信されるサービスでそれを楽しんでいるかもしれません。私もネット配信で音楽を楽しみます。それと並行して、自分がコンパクトディスク(CD)やレコードで所有し、自分でiPod classicに登録した音楽を聴くこともします。

今現在、私のiPodに登録してある総曲数は【13109曲】です。ほぼすべてに近い曲は、私が所有するCDと、デジタル化したレコードに収められた曲です。
2000年に亡くなった私の姉が所有していたCDとレコードの曲も加えました。
13000曲余りの中から、そのときに聴きたい曲を選んで聴きます。ところが、そのときの気分にマッチする曲がなかなか決まらないことが少なくありません。
また、私は気が散りやすいのか、アルバムを一枚、はじめから終わりまでじっくり聴くことが少ないです。
そんな私が今、とても気に入っているアーティストのアルバムがあります。
Carla Bley(カーラ・ブレイ)(1936~2023)の“Fancy Chamber Music”(1998)というアルバムです。

私は購入したものに、購入した日付を残す習慣があります。それにより、本アルバムを購入したのが、【1999.4.14】であることがわかります。

私はかつて、『CDジャーナル』という月刊誌を定期購読していました。それを毎月眺め、紹介された新譜で気になるアルバムを見つけると、手に入れたりしました。
カーラ・ブレイのアルバムも、その雑誌の紹介を読んで気になり、手に入れたのだと思います。
アルバムの1曲目は”Wolfgang Tango”という曲です。それが、ヘッドホンから流れてきたとき、強い印象を受けました。
聴いたあとにライナーノーツで確認すると、本アルバムに収められた曲はすべて、カーラ・ブレイが作曲したものです。
ジャズ畑のカーラ・ブレイのピアノとスティーヴ・スワロウ(1940~)のベースが、クラシック音楽で室内楽を演奏するような演奏者と編成を組み、室内楽を聴かせるように録音されたようです。
エリック・サティ(1866~ 1925)が彼女のお気に入りの作曲家だそうです。彼女の作曲した曲には、サティのエッセンスがそこはかとなく感じられます。私もサティはお気に入りです。
アルバムには6曲が収められています。演奏時間は、14分27秒、2分22秒、8分56秒、18分59秒、1分03秒、7分17秒とまちまちです。
私には、6曲がひと続きの曲のように聴こえます。だから、途中で聴くのをやめられず、アルバムを通して聴きたくなるのです。
曲調がクルクルと展開するため、先が読めません。彼女はこれらの曲をどのような方法で作曲したのだろうと思います。
カーラ・ブレイは、教会音楽家だった父の下に生まれています。その影響は、彼女の曲に感じられます。彼女は独学で音楽を身に付け、自分の道を切り開いています。
彼女はジャズの作曲と演奏からスタートし、その後は、そのときどきに出会うアーティストの影響を受け、さまざまな音楽を自分の中に取り入れることをしています。
私の音楽の好みは、特定の分野だけでなく、クロスオーバーするようなものにあります。だから、彼女の音楽が、聴いていてとても心地よいです。
今これを書きながら、さまざまなアーティストが参加したオムニバスアルバムを好んで聴いていたのを思い出しました。その中に、彼女の名がクレジットされていたように思います。
そのアルバムを見つけ出し、彼女が作った曲がどれで、どんな曲調だったか、確認してみようと思います。
彼女の音楽が気に入ったので、あと追いで、彼女のアルバムを買い求めることをするかもしれません。
