油絵具の扱いが少しわかりかけた

やはり、油絵具に接する時間は楽しいです。最も楽しいと感じられる時間です。

しかしこの感覚は、最近になって持てるようになりました。昨年の12月ぐらいからです。

それまでは、ときに、何となくいけそうだ、と感じることがありましたが、長続きしませんでした。その感覚が途切れたときは、油絵具に接していても、悩む時間が多かったです。

PCを使い始める前は、油絵具に接しながら、ノートをつけていました。絵具の扱いが主ですが、気がついたことがあるとノートに書き残すことをしました。

根っこの部分は今の本コーナーにつながるもののような気がします。

三十年以上前に買った油彩画の技法書が本棚にあります。当時は、それを時々開きながら、絵具の扱いを何とか自分のものにしたいと考えていました。

しかし、自分の思いとは別に、なかなかそれを自分のものにすることが難しかったです。

今になってようやく、それが自分のものになりつつあるように感じます。

牧野邦夫19251986)という画家がいます。牧野もレンブラント16061669)を師と仰ぎ、ひとりで絵を描きました。

Rembrandt, Self-Portrait

牧野は、自分はレンブラントより三十年遅れていると自覚し、63歳で死んだレンブラントより30年長生きしなければレンブラント最晩年の境地に達することはできない、というような言葉を残しています。

今の私は、ようやくヨチヨチ歩きできるようになったところといえましょう。今までは床を這うばかりで、歩くことを夢見ていた状態です。

使う絵具の色を、過去に戻しました。使う色数をぐんと減らし、五色だけにしました。

白と黒を除けば、色数は三色です。使い慣れた色です。

それをパレットに載せ、筆につけてカンヴァスにのせると、それだけでいい気分になります。

絵具は混ぜるのではなく、それぞれの色を活かしながら、置く感じです。

油絵具の扱い方が少しわかってきました。

本日書いたようなことは、PCがない時代は、ノートに書いて、自分だけが読んだでしょう。