3月は別れの季節です。年度替わりを前に、幼稚園と保育園では卒園式、学校では卒業式、企業では配置換え、と事や人の動きがあります。
私は、それに合わせたわけではありませんが、Googleの有料サービスを、今月下旬で、一旦終了することを決めました。
私が利用するGoogleの有料サービスは、Google AI Proです。月額2900円のところ、月岳950円で3カ月使用できるオファーを受け、利用を始めました。
本サービスを利用することで、GoogleのオンラインストレージであるGoogle Oneのストレージ容量が2TBになります。そして、私が本サービスで最も惹かれたのは、生成AIを積極的に活用できることでした。
私は、昨年12月中旬に生成AIに興味を持ちました。その頃、本サービスが割安で使えることを知り、利用し始めました。
私が今、動画生成に使うのはGoogle Flowです。有料サービスを利用することで、動画生成のためのクレジットを1000クレジット使えます。
私は、Veo 3.1-Fastで動画を生成します。約8秒間の動画を1クリップ生成すると20クレジットが消費されます。1000クレジットで、1カ月に50クレジット生成できる計算です。
この権利を手放すのは惜しいです。しかし、1カ月2900円というのは安くありません。ですので、Flowの1000クレジットは魅力に感じつつ、一旦、終了することにしました。
有料での動画生成は、やめればそれでいいのですが、その前に整理しておくことがあります。オンラインストレージの管理です。
2TBまで使えることになり、自分のPCで管理していたフォルダをGoogleドライブへ移動させたものが結構ありました。合計で約350GBです。
有料の契約を停止しても、Googleドライブにアップロードしたフォルダとファイルは、すぐには削除されないという話を聞きました。しかし、ある日突然、必要なフォルダとファイルが自分のPCに戻せなくなったら一大事です。
ということで、今月3日頃から、そのための対応を始めました。
はじめは、単純に、Googleドライブから自分のPCに、ファイルを保存してあるフォルダのダウンロードすることを始めました。しかし、思っていた以上の時間がかかりそうなことがわかり、途中でやめました。
そのあと、GoogleのAI Geminiに、以前尋ねたことを思い出し、「Googleデータエクスポート」の利用を思い出しました。詳細を忘れたので、もう一度、Geminiに訊き、始めました。
しかし、これも、思った以上に大変なことが途中でわかりました。
Googleドライブのマイドライブにあるフォルダをすべてダウンロードするようにしたら、約350GBあります。それをZIP形式で圧縮したのち、自分のPCにエクスポートし、それを自分のPCで、解凍するという流れになります。
理屈はわかっていましたが、私は、ZIPのサイズを、デフォルトの2GBにしてしまいました。そのため、ダウンロードする数が合計で180個にもなりました。これを1個ずつダウンロードするだけでも結構手間がかかります。
やってみて初めてわかりましたが、Googleダウンロードエクスポートのユーザーインターフェース(UI)は、ユーザーに優しくできていません。
パート1から、必要なパートまでページ内に縦に並んでいます。そして、一つのパートを選択してダウンロードをすると、ページの先頭に戻ってしまうのです。
だから、パート50のダウンロードしたあと、パート51のダウンロードをするためには、また、先頭からパート51がある部分までスクロールしなければなりません。
それが全部でパート180個まであるのです。嫌になるのも当たり前といえば当たり前です。
人間ですから、注意しているつもりでも、手違いが起こりがちです。パートを飛ばしたことに気がつかなければ、ダウンロードすべきファイルとフォルダがダウンロードできないままになってしまいます。
GoogleダウンロードエクスポートのUIは、一度ダウンロードしたパートでも、文字の色が別の色に変わりません。
その大変さを理解した上で、試しにパート1をダウンロードして、ZIPを解凍してみました。すると、順番にダウンロードするわけではなく、無差別にランダムにダウンロードすることがわかりました。
これでは、ダウンロードした「パーツ」を、ジグソーパズルを解くように、手作業で組み直すのは不可能に近いと思えました。そこで、そのことをGeminiに訊くと、次のようなことを教えてくれました。
実際に解凍を進めるにあたって、以下の点だけ意識していただくとスムーズです。
- ダウンロードの完了を確認する 解凍を始める前に、ダウンロードしたZIPファイルのサイズがしっかり約2GB(最後のファイル以外)になっているか確認してください。ここが揃っていれば「無効です」というエラーは出にくくなります。
- 「統合(上書き)」のメッセージには「はい」を選ぶ 2つ目以降のZIPファイルを全く同じフォルダに解凍しようとすると、パソコンから「この宛先には既に同じ名前のフォルダーが含まれています。統合しますか?(または上書きしますか?)」といった確認メッセージが出ることがあります。その場合は「はい」を選択してください。これで、分割されていた中身が正しい階層に合流してくれます。
解凍用のフォルダを作り、そこに、ダウンロードしたすべてのZIPを解凍すれば、あとは、自動で組み直されるということです。
それにしても、一つのパートが2GBというのは小さすぎます。ZIPのサイズは、1GB・2GB・10GB・50GBから選ぶことができるようになっています。
これに加えて、私は、Googleダウンロードエクスポートを活用するのには問題のあるフォルダ管理にしていたことに、今回のことをしたことで、知りました。
オンラインストレージのGoogleドライブには、自分用のマイドライブが作られます。私はそのドライブに、activeとarchiveという二つのフォルダを作り、それぞれに該当するフォルダを、それぞれのフォルダに作ってしまいました。
Googleダウンロードエクスポートは、マイドライブ内にあるフォルダ単位で、ダウンロードするフォルダを選べる仕様です。私は、フォルダを二つに分けてしまっていたため、より細かいフォルダの選択ができなくなりました。
すべての作業を終えたあとに、ダウンロードする前に、Googleドライブ上で、activeとarchiveをばらし、すべてをマイドライブに移動すれば、フォルダを選べることに気がつきました。
Googleドライブには、Geminiで生成した動画や、音楽生成AIのSunoで生成した音楽のファイルを保存するようにし、スッキリとさせました。これだったら、無料で使える15GBに収まります。
Googleデータエクスポートの手順を、自分で確認しました。それを基に、Geminiに次のような表にしてもらいました。Googleデータエクスポートを利用したい人の参考になればと思います。
| ステップ | 画面・項目 | 操作内容 / 選択肢・備考 |
| 1 | Googleアカウント画面 | 「データとプライバシー」を選択し、「データをダウンロード」をクリックします 。 |
| 2 | エクスポートするデータの選択 | 「Googleデータエクスポート」画面で「選択をすべて解除」をクリックした後、「ドライブ」にチェックを入れます 。 |
| 3 | ドライブの詳細設定 | 「ドライブのすべてのデータが含まれます」をクリックします 。 |
| 4 | フォルダの選択 | 「すべてのファイルとフォルダをドライブに含める」のチェックを外し、「選択をすべて解除」をクリックします 。</br>ダウンロードしたいフォルダにチェックを入れ、「OK」を押して「次のステップ」をクリックします 。 |
| 5 | 配信方法の選択 | 以下のいずれかを選択します : ・ダウンロード リンクをメールで送信(メールで知りたい場合) ・Googleドライブに追加 ・Dropboxに追加 ・OneDriveに追加 ・Boxに追加 |
| 6 | 頻度の選択 | 以下のどちらかにチェックを入れます : ・1回のエクスポート ・2カ月ごとに1年間エクスポート |
| 7 | ファイルの形式とサイズの選択 | ファイル形式: .zip (デフォルト) または .tgz から選びます 。</br>ファイルサイズ: 2GB (デフォルト)、1GB、4GB、10GB、50GB から選びます 。 |
| 8 | エクスポートの作成 | 「エクスポートを作成」をクリックします 。 |
| 9 | リクエスト受付・完了待ち | 受理されると「Google データのアーカイブがリクエストされました」というメールが届くので、準備が整ったというメールが届くのを待ちます 。 |
Googleドライブであっても、データが絶対に失われないという保証はありません。ですから、PC内のデータと同じように、バックアップしたほうが安全です。
Googleドライブのバックアップには、個人的には「ミラーリング」がお勧めです。これであれば、「実体」であるデータを自分のPC内に保存し、自分でそれを目で見て確認でき、管理がしやすくなるからです。
Googleドライブにあるデータをストリーミングで扱う場合は、Googleドライブにあるファイルを、オンラインで使用することになります。
動画編集で、サイズの大きな動画データを扱うときは、そのファイルを右クリックし、「オフラインで使用可」にすると、PCにそのデータが保存され、動きがカクつくようなことがなくなります。
その際、そのファイルが保存される場所について、Geminiが次のように教えてくれました。
実際のデータが保存される場所(キャッシュ): 実際のデータは、Googleドライブアプリが管理するPC内のシステムフォルダ(通常はCドライブの隠しフォルダ内)に自動でダウンロード・保存されます。
作業が終わり、実体のあるデータが必要なくなったら、また右クリックし、「オフラインで使用可」を解除すると、PCに一時的に保存されていたデータは消滅するという仕組みです。
私が現在使用しているGoogleの有料サービス Google AI Proの契約が切れるまではまだ間があります。しかし、早々と必要なことを済ましたので、あとは、心に余裕を持って、「卒業」を待つことができそうです。
別れの季節をイメージして、音楽生成AIのSunoに音楽を生成してもらいました。よかったら聴いてください。
