鳥の群れが編隊を組んで飛ぶ理由

私が毎日、夜が明けた頃に、自転車で自宅周辺を30分程度走る習慣があることは、本コーナーで何度か書いています。

結果的に習慣となった自転車での散歩を初めてしたのは、2024年6月中旬です。ということで、それが習慣になって、まもなく1年8カ月です。

私は、あることが習慣になると、いつまでも続ける傾向があります。本サイトの更新も、1999年10月17日に始め、今も続けています。

また、NHK-FMで平日の午後6時から生放送されていたリクエスト番組「サンセットパーク」も、前身の「夕べのひととき(東京発は「夕べの広場」)」を聴くことから始まり、番組宛てにリクエストカードを出すことを含めて、1983年4月から番組が終了する2011年3月末まで続けました。

新たに私の習慣となった朝の自転車散歩を、一昨日の朝もしました。

走っていて、空にあるものを発見しました。鳥が横一列に編隊を組んで飛んでいたことです。高い空を飛んでいたので、その鳥が何かはわかりませんでした。

下の画像は、そのイメージをGeminiにImagen 3(Nano Banana Pro)に生成してもらったものです。

空をV字になって飛ぶ鳥の群れ

自転車で走りながら、家に帰ったら、GoogleのAI Geminiに訊いてみようと考えました。どうして、鳥が横一列になって飛ぶのかについてです。

そのことをGeminiに尋ねると、次のように教えてくれました。

あの整然とした飛行は、単なる偶然や仲良しだからという理由だけではなく、「空気力学(物理学)」と「鳥の優れた能力」に基づいた、非常に理にかなった行動です。

なぜあのように飛べるのか、そしてなぜそうするのか、主な3つの理由を解説します。

1. 楽に飛ぶための「空気の波」を利用している

これが最大の理由です。先頭の鳥が羽ばたくと、翼の先端から後方に向かって「翼端渦(よくたんうず)」という空気の流れが生まれます。

  • 下降気流と上昇気流: 翼のすぐ後ろには「空気を押し下げる力(ダウンウォッシュ)」が働きますが、そのさらに外側(斜め後ろ)には「空気を押し上げる力(アップウォッシュ)」が発生します。
  • 波に乗る: 後ろの鳥は、前の鳥が作ったこの「上昇気流」の場所に翼を乗せることで、自分で羽ばたく力を節約し、楽に浮くことができます。

自転車レースで選手が一列に並んで空気抵抗を減らすのと似ていますが、鳥の場合は「前の鳥が作った上昇気流を利用する」という、さらに高度なテクニックを使っています。これにより、単独で飛ぶよりも心拍数を抑え、エネルギーを20〜30%も節約できると言われています。

2. 隣の鳥との距離を測る「動体視力」

何十羽もの鳥がぶつからずに一列を保てるのは、鳥の視覚と反射神経が人間よりもはるかに優れているからです。

  • 一点集中ではない: 彼らはリーダーだけを見ているのではなく、「すぐ隣の鳥」の動きに集中しています。
  • 瞬時の反応: 隣の鳥が位置を変えたり、羽ばたきのタイミングを変えたりすると、コンマ数秒の速さで反応して自分の位置を微調整します。この連鎖反応が、全体として綺麗な列を作ります。

3. 情報共有と安全確保

横一列(あるいはV字)になることは、コミュニケーションや安全面でも有利です。

  • 視界の確保: 前の鳥の真後ろではなく、少し横にずれることで、進行方向の視界を確保できます。
  • 敵の発見: 集団で飛ぶことで、空敵(タカやワシなど)を誰かが見つけやすくなります。
  • 方向の共有: ベテランの鳥が正しいルートを知っていれば、他の鳥はその動きについていくだけで目的地にたどり着けます。

この編隊飛行の秘密は以前にも聞いたことがあったように思います。しかし、正確には憶えていなかったので、今回、再確認できたことになります。

鳥が持つ高度なテクニックを応用して、安全に、そして、省エネルギーで目的地へ飛んでいるというわけです。

私の質問から、私が見たのは、もしかしたら「カワウ(川鵜)」の可能性が高いとGeminiが推測しました。カモやハクチョウなどの場合は「V字編隊」が有名で、カワウはV字のほかに、綺麗な「横一列」や「斜め一列」の編隊を組む様子が見られるから、ということです。

私は、自転車に乗りながら見たこともあり、注意深く観察したわけではありません。一糸乱れぬ「横一列」ではなく、列には多少の凸凹がありました。

そのことを、改めてGiminiに教えると、次のような補足をしてくれました。

「凸凹」している理由

「綺麗な一列というより凸凹していた」とのことですが、それは鳥たちが「一番楽な風のポイント」を探りながら飛んでいる証拠です。

風向きは刻一刻と変わるため、機械のように固定された位置ではなく、それぞれの鳥が「ここが揚力(浮く力)をもらえる」と感じる微調整を行った結果、地上からは少し凸凹して見えることがあります。

夜明け頃に見られたのなら… その時間帯と、高い空を飛ぶ一列の群れであれば、やはりカワウ(河鵜)が「ねぐら」から「エサ場(川や海)」へ朝の通勤をしている姿だった可能性が高いです。彼らは毎朝、長い列を作って移動する習性があります。

鳥が列で飛ぶ理由

Geminiからこの知見を得たことで、カワウに興味を持ちました。その画像を、Geminiの画像生成AI Imargen 3(Nano Banana Pro)に生成してもらいました。

生成された画像の背景は、荒波が押し寄せる、岩がゴツゴツした海辺です。生成された画像に写る鳥が何かと訊くと、次のように分析してくれました。

この画像に写っている鳥は、「鵜(ウ)」 の仲間です。

くちばしの形や色、羽の特徴から、カワウ(河鵜) または ウミウ(海鵜) だと考えられます。

先ほどお話しした「空を一列になって飛んでいた鳥」も、まさにこの鳥である可能性が高いです。画像から読み取れる特徴は以下の通りです。

  • 黄色い顔: くちばしの付け根に黄色い皮膚(裸出部)があります。
  • かぎ状のくちばし: 魚を捕まえるのに適した、先が曲がった鋭いくちばしをしています。
  • 黒っぽい羽: 全身が黒く、光の当たり方によって緑色や藍色の光沢が見えます。
  • 生息場所: 背景が荒々しい岩場の海岸に見えるため、この画像に関しては、海岸の岩場を好む「ウミウ」の可能性が高いですが、見た目はカワウと非常に似ており、写真だけで完全に見分けるのは難しいこともあります。

Nano Banana Proに生成してもらった画像を、動画生成AI FLOWで1カットだけ生成してもらったのが下に埋め込んだ動画です。

海辺の空を舞う鵜

8秒程度1カットのみの動画のため、YouTubeのショート動画用に、動画編集ソフトのDavinci Resolve Studioで、9:16の縦動画に変更しています。元の動画は、16:9の横動画です。

今朝も自転車で走りました。本日、関東南部の当地は曇り空です。その空を、今朝も、鳥が編隊を組んで飛ぶのを見ました。

今朝見た編隊はV字でした。移動速度へ結構速いです。

早朝にできた習慣を守ることで、何かしらの気づきを得ることができます。今後も、その時間帯に自転車で走りながら、新しい気づきを得たいと考えています。

Geminiに教えてもらったことをNobebookLMに読み込ませ、動画を生成してもらいました。文章を読むのを面倒に感じる人は、動画をご覧ください。

なぜ鳥は完璧な列をなして飛ぶのか