高市早苗首相(1961~)の高市政権は、非常に高い国民の支持率の下スタートを切りました。
私はそれを見て、高市氏を支持する人は、彼女の何に期待しているのかと問い、本当に支持するのにあたるのかと疑問を投げかけました。
今も、故安倍晋三氏(1954~2022)の信者だった人は、YouTubeなどで、高市氏を熱烈に支持するような動画を上げているのでしょう。
高市氏は安倍氏の熱烈な支持者でした。高市氏自身が、自分を安倍氏の後継者だとしています。ということは、安倍氏が政権を運営したときと同じような手法で政権運営をするということです。
今も安倍氏を好ましく懐かしむ人は、安倍氏の政権でどんな政策が実現されたか認識されていますか?
高市政権に代わる前の石破茂(1957~)政権は国民から徹底的に見放され、元の安倍信者からは、生態的にも受け付けないとまでいわれました。
その石破政権時に大問題になったことのひとつに「JICAアフリカ・ホームタウン」構想があります。
高市氏を支持する人は、高市氏が首相になれば、移民問題が解決されると期待した人もいたでしょう。残念ながら、高市政権に代わったことで、移民問題は、石破政権の時より良くなることはありません。
なぜなら、移民法が成立した2014年は安倍政権だったからです。高市氏は安倍政権の後継者を自認しているわけですよね? ということは、安倍氏がしたのと同じことを高市氏が遂行するということです。
移民法が成立したとき、高市氏は政調会長をしていたそうです。私はそこまで詳しく知りませんでした。
昨日の本サイトで、次のYouTube動画を紹介しました。
この動画を見た人のコメントに、それについて書いたものがあり、私はそうだったのかと認識させてもらいました。
移民法は2018年に拡充されていますが、このときも安倍氏が総理大臣をしています。つまり、高市氏に代われば、石破氏の政権とは違い、移民の流入を止めてくれるに違いないと考えた人にとり、高市氏が総理になったことで、自分の期待とは逆の事態になるということです。
何しろ、移民流入の政策を始めたのが安倍氏で、高市氏もそのための法律ができるときは重要ポストについていてその成立に加わっていたのですから、それを自分の政権で止めるわけがないではありませんか。
周りが高市氏を支持するから、とその声に押されて一緒に高市氏を支持した人もいるでしょう。同じようなことが何度も繰り返された結果、自民党がこの国を支配する体制が長く続いてしまいました。
先週末の7日、高市政権ができて初めてとなる衆議院予算員会がありました。新聞というのは、何か目立ちそうなやり取りがあると、それを大きく扱いたい傾向があります。
昨日の朝日新聞のトップ記事は、「台湾有事 武力攻撃発生したら」「首相『存立危機事態なりうる』」の見出しで報じられたものです。
元安倍信者で、今は高市信者になりつつある人は、統一教会(世界平和統一家庭連合)とその傘下の国際勝共連合の影響を色濃く受けて、ロシアや中国に強いアレルギーや敵対心が植え付けられているでしょう。
自分が支持する高市氏が中国に強い態度で臨むと聞けば、「よしっ!」と拳を固く握ったりするのではありませんか? 単細胞ですから。
予算員会で、台湾を巡る軍事的有事の可能性を問われた高市氏が、それを認識できる事態だと判断した場合は、日本の存立が脅かされる事態だとして、自衛隊が集団的自衛権を行使できる云々と述べたとされています。
私は、高市氏はあまり頭の出来がよろしくないのではないかと考えなくもありません。
一年前の自民党総裁選を思い出します。そのときは石破茂氏と高市氏の決選投票になり、最終的には石破氏が勝ち、自民党総裁に選出されました。
その投票が行われる前、ふたりは自民党の議員を前に、最後のお願いの挨拶をしています。その挨拶を石破氏は、時間内に上手にまとめていました。
対して、高市氏の最後の挨拶は上手とはいえないように私には感じられました。それをテレビで見ていた私は、高市氏の挨拶の構成能力はどうなのだろう、と考えたものでした。
次のYouTube動画では、言葉の定義をしないまま、言葉遊びをする高市氏の姿勢に厳しい目を向ける専門家の懸念が表明されています。
所信表明演説にしても、予算委員会での答弁にしても、役人か誰かが書いた答弁書を、理解しないまま、ただ読んでいるだけといえましょう。
今回の「存立危機事態」も、言葉遊びのひとつといえましょうか。それを使って軍事的に自衛隊を実際に稼働させるような事態になれば、国民に直接的な影響が及びます。
高市氏が国のトップになることで懸念されることのひとつに「緊急事態条項」があります。「存立危機事態」もそれに通じる臭いを感じ、私には空恐ろしく感じられます。
台湾有事に関しては、数日前の新聞にありましたが、ドナルド・トランプ米大統領(1946~)は、自分の任期中にその有事は起きないと明言されています。
今の米国がそのように考えている以上、日本の自衛隊が何らかの動きをすることは考えにくいです。
高市氏としては、安倍氏が「偽った」保守の衣を自分も纏(まと)い、かつて安倍信者だった人たちから、自分も同じように見られることを望んでいるのかもしれません。
安倍氏は自分を保守と偽りつつ、現実の政治では、日本に移民を大量に流入させる日本国内の「有事」を自分で引き起こしていたわけです。これでは、台湾有事の前に、日本国内の有事となりかねません。
その安倍政権の時に政調会長をしていた高市氏が、移民政策を加速させようとしています。そのあとに、緊急事態条項を発布し、日本国民の行動自由を政府が制限しようというのでしょうか。
こんな高市内閣にたしか国民の8割近くが期待しました。高市総理は危なっかしく思えて仕方がないです。彼女の政権中によくないことが起こらないことを、ただ、願うばかりです。
