「夏の甲子園」(全国高等学校野球選手権大会)への出場を目指し、全国各地で地方大会が続々と始まっています。日本高等学校野球連盟と大会を主催するのは朝日新聞社です。
気候変動などといって、夏の暑さが年々強まっている、と朝日などマスメディアが国民を煽っています。
私は気候変動などで暑さが強まっているとは考えていません。人間やマスメディアの思惑に関係なく、地球上の気温は上昇することも下降することもあるでしょう。今がたまたま気温上昇の状態にあるだけでは、と冷静には考えられないものでしょうか。
先月16日の産経新聞「正論」で、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の杉山大志氏(1969~)の「災害激甚化はフェイクニュース」というお考えが紹介されました。
杉山氏がそこで論じていることすべてを取りあげることはできませんが、自然というものは、人間の思惑とは関係なく、ランダムに大きく変化するものだという考え方でしょう。
日本の年間雨量にしても、1980年代に比べてここ10年間が多いのは確かだとしつつ、1950年代も同じくらい雨量が多かったと書いています。
その上で、次のように書いています。
80年以降の大雨の増加が温暖化と関係のない自然変動であってもおかしくない。
杉山氏のお考えは、別の機会にまた取りあげる機会があれば取りあげたいと考えます。
朝日新聞は、本日朝刊の一面でも、「語られない気候変動」の記事をトップに持ってきています。
参院選が折り返し点を迎えたものの、各党がこの「問題」を語っていないことに、朝日は苛立っている様子です。
ともあれ、マスメディアは何かと大騒ぎするのが好きです。こんなふうに、日本の夏の暑さが強まって大変だといいつつ、その暑いさなかに、高校生の野球大会をメスメディアの朝日新聞が主催するのは矛盾していませんか?
暑い時期に高校生にプレーさせることを避け、もっと気候に恵まれた記事に大会をずらすことを考えるべきです。
もっとも、ずらそうと思ってもずらせない事情があります。高校野球の大会は、冬を除き、春・夏・秋と三つの季節にあります。前にずらせば春と、あとにずらせば秋と重なり、ずらそうにもずらせない事情があります。
苦肉の策として、試合を9回まででなく、7回までにしようという試みがあります。しかし、試合時間を2回分短くしても、7回を夏の暑さの中で行うことに代わりはありません。抜本的な対策にはなりませんね。
こんなふうに、高校野球を批判がましく書きましたが、本日の朝日新聞・地方面に、野球部の女子マネージャーの話が載っていました。
高校名と女子マネージャーの実名は控え、C高校のMさんということにしておきましょう。
Mさんは、中学時代までは野球とは縁がなく、卓球部に所属していたそうです。そのMさんが高校へ進学したとき、同じ中学出身で、同校の野球部に入部したふたりから、同部のマネージャーになってくれるよう誘われたそうです。
誘ってくれたふたりのうち、ひとりは主将、もうひとりは4番打者になりました。
昨今は全国的に、高校野球の部員数が減少しています。選手の数が足りなければ、単独で大会に出場することもできません。
Mさんがマネージャーをする学校も単独ではチームが組めず、A高校と2校で連合チームを作り、大会に臨みました。
C校とA校の連合チームの試合が昨日あり、結果は、5回コールドで敗退しました。
ルールは全国の地方大会でほぼ同じだと思います。そのチームの5回の攻撃が終了した時点で、対戦相手と10点以上の点差になると、コールド負けが決まります。
Mさんは、野球部のマネージャーをするようになってから、野球のルールを猛勉強したそうです。
マネージャーというのは雑用が多いのでしょう。だから、「面倒くさくて嫌になった時期もあった」と取材した記者に正直に話しています。
昨日の試合の前は、ヘルメットを被ってグラウンドに出て、シートノックの補助を務めました。それが終わったあとは、選手たちに、「頑張っていこう」とか声を掛けたのかもしれません。
試合のあと、Mさんは次のような言葉を残しました。
(マネージャーに誘ってくれた)2人には感謝の言葉しかないです。
時が過ぎて、高校時代を振り返ったとき、Mさんの胸に去来するのはどんなことでしょうか?
無我夢中でプレーする選手や、選手を支える人々は、試合中だけは、夏の暑さを忘れている、のかもしれません。
