OSの代わりにBIOSが起動

何年ぶりかわからないくらい久しぶりに、自作PCの「更新」がほぼ終わりました。

自作PCについては、このところの本コーナーで何度も取りあげていますが、ここで繰り返しておきます。

市販の完成されたPCは、届いたその日から使えますが、自作PCはそういうわけにはいきません。

PCパーツを自分で選び、選んだパーツを自分で組まなければならないからです。その上で、そのPCが正常に動くようにするのも自分です。こんな面倒くさい工程を必要とするのが自作PCです。

たしか、将棋の七冠、藤井聡太氏(2002~)も、PCを使った高度な将棋の研究をするため、高性能の自作PCを藤井氏がご自身で組み上げていると聞きます。

私は、自分でPCを組み上げることに興味を持ち、2003年6月に初めての自作PCを組みました。以来、自作PCだけを、PCパーツを入れ換えながら、使っています。

PCを組むこと自体は、それを一度経験すれば、特別難しいことではありません。厄介なのは、PCを動かすためのオペレーティングシステム(OS)をインストールし、自分で使うアプリケーションソフトウェア(アプリ)もインストールするなどの作業が必要になることです。

使うアプリが少なければ、それほど大変ではありません。しかし、PCを長く使い続けると、どうしてもアプリの数が増えてしまいます。

私が今回、自作PCの「更新」をするという重い腰を上げるきっかけとなったのは、OSとアプリをインストールしてあるストレージをまるごとクローン化することで、簡単に、新しいPC環境へ「引っ越し」できる可能性があることを知ったことです。

古いパソコンから新パソコンへクローンを使えば【丸ごと引越し】できるのか?【徹底検証】

そのためのアダプタとPCケース、電源ユニットが届いたのが、この日曜日(6月29日)でした。そこから、私の自作PCの「更新」が始まりました。

これまで使っていたストレージから新しいストレージのクローンを作るため、USB端子に接続するアダプタが必要です。これが、29日昼頃に届きました。

私は早速、そのアダプタに、新たなストレージを装着し、これまで使ったストレージの情報を送り、「引っ越し」をしようというわけです。

私はそれを、29日午後に一度試し、次の日の早朝に再度実行しました。30日午前4時35分頃にクローン作業を始め、午前6時5分頃にクローン作業が終了しました。私の環境では、1時間30分程度かかったことになります。

それが終わったあとに、前日午後に届いたばかりのPCケースと電源ユニットを加え、それ以前に揃えてあったPCパーツで、新しい環境の自作PCパーツ作りを始めました。

この作業は、午後2時か3時頃には終わりました。

自作PCを新たに組んだときは、次に電源を入れる瞬間が不安でもあり、楽しみでもあります。そして今回は、クローン化されたストレージで、普通に起動してくれるのかとの懸念が強くありました。

これが、いつもの自作とは違う点です。

PCの電源を入れると、異常がなければピッとビープ音が鳴ります。そしてもしも、何か異常があれば、この鳴り方が変わります。

【自作PC】A520MH BIOSの画面が出ないときはBEEPで確認【BIOSTAR】

新しい環境に「更新」した私の自作PCは、ピッと鳴ってくれました。が、PCモニタには何も表示されません。私は、PCモニタへの接続に、HDMI端子を使っています。

仕方がないので、強制終了しました。

マザーボードには、HDMI端子がついています。私はそこからPCモニタに接続していたのです。そして、あることに気がつきました。私がマザーボードに搭載したCPUには、グラフィック機能が搭載されていないことをです。

これでは、マザーボードのHDMI端子に接続しても、PCモニタで表示することはできないはずです。

PCパーツは、その性能の違いで、価格には大きな開きが生じます。画像や映像を表示させるためのグラフィックカードは、価格差の大きなパーツのひとつです。

高速な画像処理を必要とするPCゲームをする人は、グラフィックカードに予算をあてると聞きます。私はゲームをしないので、高性能なグラフィック機能は必要ありません。

そんなわけで、私のPCに搭載しているグラフィックカードは、低性能で、安価なものです。これだったら、消費電力も少ないと思います。

そんな私のグラフィックカードであっても、私が使うPCでグラフィックを出力するカードですから、このカードにあるHDMI端子に接続しなければ、PCモニタに画像や映像を表示させることはできません。

グラフィックカードのHDMI端子に接続することで、PCモニタが正常に作動しました。

作動したのはいいのですが、そのあとに、OSが起動することはありませんでした。その代わりに表示されたのは、BIOS(バイオス)の画面です。

【自作PC】A520MH BIOSの画面が出ないときはBEEPで確認【BIOSTAR】

自作PCを使う人はBIOSにそれなりに馴染みを持ちます。しかし、市販のPCを使う人は、BIOSに接する機会が限られるだろうと思います。

PCを新たに組み上げ終わったのが先月30日の午後2時か3時頃です。そのあと、PCを起動させて現れたBIOSと、翌7月1日は、ほぼ一日中付き合ったように記憶します。

BIOSからOSを起動する工程に移らない限り、PCは使える状態になりません。

私のPCには、クローン化したストレージのM.2 SSD(ソリッドステートドライブ)を搭載してあります。その中には、OSを起動させるための情報が入っているはずです。が、BIOSでは、「このシステムには、起動するドライブがない」というように表示されます。

何度スイッチを入れ直したかわかりませんが、結果は変わりませんでした。

こんなこともあろうかと思い、私は新規のOSをひとつ購入してありました。クローンで上手くいけば、これは使わずに、返品することも考えていました。

しかし、そんなことをいっていられない状況です。

この時点では、それ以前に使っていたPCに搭載していた光学ドライブが使えない状態にありました。しかし、そのOSのインストールはUSBメモリで使えるため、問題なく、新規のOSをクリーンインストールすれば、新環境のPCの起動が無事できそうです。

そんな期待をかけて、OSが入ったUSBメモリを挿してみたのですが、何も始まりませんでした。

これでもしも新環境の自作PCが使えないままになったら、その先はどうしようかと、暗い考えが頭に浮かびました。

これが、7月1日が終わろうという段階の状況です。

この続きは、次回の更新で書くことにします。