自民党派閥のパーティー券問題

今、マスメディアが自民党の派閥が、資金集めや裏金を作るために開いて来た政治資金パーティーの問題を盛んに突いています。

これらの報道を見て、おかしいと思いませんか?

自民党の派閥が突かれるような間違ったことをしていないのに、マスメディアが突いているといっているわけではありません。

なぜ今になってそれをついているのかということです。

昨日(7日)の朝日新聞社会面で、「パーティー券なくせば?」の見出しでこの問題を具体的に取り上げています。

この種のパーティーは今になって始まったことではありません。自民党のいい分では「必要悪」として、これまで長年続けてきたのです。

今年五月に、自民党の最大派閥である清和会のパーティーについて書いています。そのときの会場は東京都心にあるホテルの大広間で、三千人ほどが集まったと書いています。

参加しているのは、国にそっぽを向かれては困る業界の大手といったところでしょう。

都内のゼネコンの幹部は、記者に次のように実情をこぼしています。

政治家に動いてもらうためというよりも、機嫌を損ねて工事を邪魔されないため(パーティー券を購入した)

この時のパーティー券は一枚が二万円です。購入額が二十万円を超えると名前が公表されるということで、この会社の幹部も二十枚、パーティー券を購入したそうです。

医療系の政治団体もこの種の「常連」のようです。医療関係者に「便宜」を図ってもらうため、記者の取材を受けた団体は、二十年以上、自民党派閥の購入権を購入してきたそうです。

ここで具体的に「二十年以上」という年数が明らかになりました。ということは、少なくとも、それぐらい前から、この種のパーティーが開かれてきたことになります。

私がおかしいと考えるのは、なぜ今になってそれを問題視するように報道するのかということです。二十年以上前からこの問題をコンスタントに報じていたら、状況は変わっていたでしょう。

医療系政治団体の担当者も、「パーティーがないのなら私たちはパーティー券を買わないだけ」と記者に述べています。

マスメディアは、資金集めのパーティーが長年の慣行として行われていたのに、今まで、それを食い止めるような報道をしてこなかったばかりではありません。

今年五月にあった清和会のパーティーには約三千人の参加者があったとしています。その参加者の中に、マスメディアの幹部や関係者が一人でもいたかどうかです。

おそらくは、昔から、その種の政治資金集めのパーティーに、マスメディアの幹部連中が馳せ参じていただろうと私は考えます。

マスメディアの幹部が、政治の中枢部の人間と頻繁に会食をしていると聞きます。であれば、パーティーに参加しないことは考えられません。

ということは、記事や放送でそのパーティーを叩きながら、国民の気がつかないところでは政治家に接近し、ご機嫌取りをしていることになります。

主要閣僚にそっぽを向かれ、取材ができなくなっては困る、とパーティーが開かれることがわかれば、からなずパーティー券を購入し、主要派閥の資金源になってきたのでしょう。

今回の記事を読む限り、朝日新聞が、たとえば五月の清和会のパーティーに幹部や担当者が出席したかどうかが書かれていません。

もしも参加したのであれば、誰が参加したか、何人が参加し、パーティー券を何枚購入したかぐらいのことは書いてしかるべきです。

それをせずに、記事にしても説得力がありません。

しばらくはこの種の記事が執筆されるようですから、次の記事では、必ずそのあたりのことを、読者にわかるように書いてください。

その際は、どうして朝日の関係者がパーティー券を購入して、資金集めのパーティーに参加したのか、朝日新聞なりのいい分があるのであれば、それも書いてください。