日本語変換ソフトの今後の「してい」はどのくらい?

GoogleのAI Geminiを積極的に使い始めて2カ月です。

AIはわからないことも文章化したり、画像化、動画化します。そのため、ハルシネーションを起こすことを前提に利用する必要があるといわれます。

それは確認できます。そのことは前回の更新でも書きました。

私は、大阪にある滝畑ダムの画像生成をGeminiに頼みました。その画像は生成されました。確認しなかったら、生成された画像にあるのが、実物の滝畑ダムと思ってしまいます。

私はそれが実物のダムと同じなのか、Google Earthで確認しました。すると、ダムの構造や、ダム周辺の風景も実物とは違っていることに気がつきました。

前日には、野鳥のツグミを画像生成してもらいました。生成された画像も、日本で見かけるツグミとは違うことがわかりました。

動画生成においてが、一番、ハルシネーションが起こりやすいといえましょう。動画は、こちらが意図したとおりの動画がすんなり生成されることが少ないように感じます。

文章生成AIでも、同じようなハルシネーションが起こっているでしょう。何か、大事なことをAIに尋ね、それが事実と違っているのに、それに気がつかず、AIによって得られたことが事実と思ってしまう危険性は常につきまといます。

ただ、文章生成AIにおいては、日本語にも十分対応しており、文章や文字の生成で、おかしな生成をすることは少ないように思われます。

そういった意味では、キーボードから入力したローマ字を日本語の文字に変換する機能の誤変換のほうが目立ちます。

私は現在、ジャストシステムのATOKを使っています。

昨日も、「少雨」と変換して欲しくて「しょうう」と入力し、「小雨」と変換されることがありました。もっとも、単語だけであれば、「しょうう」をどのように変換したらいいか迷うこともあるでしょう。

「さんじゅうねんにいちどのしょうう」と入力してみましたが、結果は、「三十年に一度の小雨」となりました。

Geminiは、私が「少雨」とすべきところを「小雨」としたことを指摘してくれました。日本語変換ソフトがAIに間違いを指摘されるようでは恥ずかしいです。

先ほども、Geminiに質問するとき、「視程」として欲しくて「してい」と入力しましたが、「指定」と変換され、誤変換に気づかずに送信したことで、次のように確認されてしまいました。

見通せる距離、すなわち気象用語でいう「視程(してい)」による分類基準ですね。

もちろん、変換されたあと、違うのであれば、自分で変換し直せばいいだけのことです。しかし、うっかりして、誤変換のまま使ってしまうことが多いです。

そもそもの話、「視程」という単語は一般的ではありませんね。私も今回、Geminiと「対話」して初めて「視程」といういい方があるのかと知ったようなものです。

AIの文字起こし機能を利用して、話して文章にしたら、こうした誤変換は少なくなるのでしょうか。

キーボードによる文字入力にAIが導入されたら、文章変換ソフトの利用価値が低下しかねません。