私は昔から、あることに興味を持つと、それを長く続ける傾向があります。映像と写真に興味を持ち、今はデジタルでそれを楽しんでいます。
私は音にも興味を持ちます。アナログの時代は、磁気テープに音を録音しました。
外へ持ち出せるカセットデッキや、必要もないのに、オープンリールで4チャンネルの録音ができる大型のテープデッキなどを手に入れ、使ったりしたものです。
私は自分の声を録音することが好きで、昔からしています。デジタル時代の今は、ZOOMのICレコーダーが私の録音機器です。
声を録音するのに欠かせないのがマイクです。マイクはダイナミックマイクとコンデンサーマイクに大別できます。
今はZOOMの32bit floatで録音するのでずいぶん助かりますが、それを使う前は、自分の声を録音するのに苦労しました。
自分の部屋で声の録音をするのですが、大きな声を出すわけにはいきません。そのため、適正な入力ゲインを得ることが難しかったためです。
そのような理由で、その後は感度が高いコンデンサーマイクを使うようになりました。
コンデンサーマイクを使う前に使っていたマイクを久しぶりに取り出しました。ベリンガーの”Ultravoice XM8500”というダイナミックマイクです。本マイクは手頃な価格だったのが主な購入理由だったように記憶します。

本マイクの出力端子がXLRだったため、同じベリンガーの安価なオーディオインターフェイスを購入し、今もそれを使い続けています。
そのマイクで自分の声を録ると声が小さいため、そのあとに、感度が高いコンデンサーマイクのMXLのV67というマイクに乗り換えたのです。
マイクは感度が高い方が良いと思われるかもしれません。しかし、防音対策のない一般個人の部屋などで自分の声だけを録音したいのであれば、高い感度はむしろマイナスになりかねません。
感度が高差に比例して、自分の声以外の雑音を拾いやすくなるからです。
歌手がステージで使うマイクはダイナミックマイクです。このマイクを使うことで、歌手の声だけを拾いやすくなります。その代わり、感度が低いので、マイクを口に近づけて使います。
このXM8500を使い、本コーナーの冒頭部分を音訳する私の声を録音してみました。
マイクはマイクスタンドに取り付けています。また、口をマイクに近づけて話すため、吐き出した息がマイクに直接かからないよう、昔から使っているポップガードを取り付けています。
ダイナミックマイクの感度の低さは、Stainbergの音声編集ソフト Wavelab Elements12のラウドネス調整を使うことで、適正なゲインにすることができます。
ラウドネス調整をしたあとの音声波形を見ると、声を発していない部分はまったくといっていいほど波形がありません。それだけ、声以外の音が拾われていないということです。
コンデンサーマイクだけを使ってきましたが、ダイナミックマイクで録音した音も文句がありません。音のプロの人が聴いたら指摘する点はあるのでしょうが、素人の私の耳ではそこまで感じ取れません。
声の録音をするのであれば、コンデンサーマイクよりも、ダイナミックマイクのほうが扱いやすいといえそうです。
ただし、マイクコントロールには神経を使う必要があります。「音のピント」が合う範囲が極めて狭いからです。少しでも芯を外したら、音質は失われる覚悟すべきでしょう。
前回の更新では、更新の途中、ネット検索でわりと安価なペンシルマイクを見つけたと書きました。実はそれを早速注文してしまいました。
それが届いたら、また、自分の声で試し、その結果を本コーナーで紹介することになると思います。
自分の声ばかり録っていて何がおもしろいのだといわれそうです。私の場合は、油彩画でも、自分の顔ばかり描いています。私が自由に扱えるのが自分の顔と自分の声ぐらいしかないからです。
今後もそれをフル活用し、自分の興味の対象を、自分なりに掘り下げることはやめられないでしょう。
写真も映像も、家の庭に出て、同じようなものばかり撮影していますが、私が変わっているのか、いくら撮っても飽きません。
