普段着の高校野球

悪い意味でも注目を集める夏の高校野球(全国高等学校野球選手権大会)は、明日に準決勝、1日おいた土曜日に決勝と、残り3試合を残すのみとなりました。

全国に目を転じると、3年生が引退し、2年生と1年生の新チームに入れ替わっています。その新チームによる秋の大会が、全国で始まっています。

関東でいえば、各県の決勝までコマを進めた2チームが、秋の関東大会の出場権を得ます。なぜか関東に組み込まれる山梨県が今秋の開催県になるため、山梨は3位のチームまで、3校が関東大会に出場できます。

東京は秋の関東大会には出場しません。

関東大会で準決勝まで勝ち残った4チームと、東京大会で優勝した1チームが、来春のセンバツ大会(選抜高等学校野球大会)への出場をほぼ手にできます。

関東と東京で毎度取りざたされることがあります。それは、関東からの4校と、東京の1校に加え、6枠目があることによってです。この6校目は、関東で準決勝に進めなかった4校の中から1校を選ぶか、それとも、東京大会で準優勝した1校を選ぶかのどちらかになります。

私は昨日、私が住む地方で行われている大会を見に行ってきました。私の地方では、敗者復活戦があるため、昨日見たのは一次予選にあたります。

勝ち残ったチームによる本戦になると入場料が必要ですが、予選は無料で見ることができます。

全国大会でしか高校野球を知らない人は、今行われている秋の大会の予選の雰囲気が想像しにくいかもしれません。

グラウンド整備は、試合をするチームの控え選手によって行われます。また、基本的にはブラスバンドの応援もありません。

審判も、臨時で応援を頼むのか、球審はいつも通りの審判員の服装をしていますが、塁審は、各人が用意した服で審判をしたりしています。

こんなふうに、「虚飾」が取り除かれた状態で高校生の試合を見ると、スポーツとして野球を見ることができるような気がします。

野球というのはシンプルな球技です。投手は、相手の打者を打ち取ることに専念します。打者は、相手の投手が投げる球を、なんとかヒットにしようと思って打席に入ります。

また、出塁した走者は、相手の守りの隙を見て、進塁する機会を窺っています。

次に打順が回ってくる選手は、ネクストバッターズサークルで、自分の打順が来るのを待ちます。じっと立って待つ選手はおらず、だいたいが、バットの素振りをしています。

普段の練習では、バッティングの練習をします。練習したことを頭に浮かべ、相手投手の攻め方を考え、どのコースに、どんな球が来たら打とうなどと考えたりしているのでしょうか。

球場がそれほど騒がしくないため、そんな選手の動きを見ては、いろいろなことが想像できます。

私が昨日見た試合では、レフトの選手のファインプレーと、攻撃側のチームのホームランを見ることができました。

ファインプレーをした選手と、ホームランを打つことができた選手は、自信を深めることができたかもしれません。

私が住む地方の秋の大会はまだ始まったばかりです。今後も、球場へ足を運び、その場の空気を感じることにします。