ストロボを使った写真撮影の「研究」をしています。
ストロボで光の表現をしたいと思ったら、カメラのホットシューにクリップオンストロボをつけた撮影は避けなければなりません。
ただ、スナップ写真を撮るとき、ストロボをカメラから離したところに置き、露出を計算しながら撮るのは現実的ではありません。
そんなことをしていたら、たとえば、我が家の愛猫、新入りおチビちゃんのおてんばちゃんの写真は撮れたものではないからです。
そこで、手軽にストロボ撮影しようと思ったら、どうしても、クリップオンストロボで撮る以外なくなります。
私が持っている一番小型のストロボは、”CONTAX TLA20”です。

商品名からだいたい想像できるように、昔、フィルムの一眼レフカメラを使っていたときに手に入れたものです。
私が使っていたフィルムの一眼レフカメラは、ヤシカ・コンタックス(ヤシコン)のCONTAX RTSおよびRTS IIです。このカメラのアクセサリーとして用意されていた小型のストロボです。
このストロボを使い、おてんばちゃんを室内で撮る時に、適正な露出で撮ることを考えて「研究」してみました。
私が使うカメラは、キヤノンのミラーレス一眼カメラのEOS RPです。
RPでストロボ撮影する場合は、最低ISO感度がISO200です。
RPの設定に「高輝度側・諧調優先」というのがあります。私は普段これをオフにしているのですが、「する」にしてみたらどうかと思い、そのように設定してありました。
その設定を変更したことを忘れてストロボ撮影をしため、最低ISO感度がISO200になったのでした。
この設定をすると、ストロボ撮影云々を抜きにして、最低ISO感度がISO200からの始まりとなります。
レンズは、このところ好んで使っているシグマの”MACRO 50mm F2.8 EX DG”を使うことを前提とします。ズームレンズではない単焦点レンズなので、被写体を大きく撮ろうと思ったら、被写体に近づいて撮ります。
ということは、ストロボはカメラのホットシューに装着されているわけですから、被写体に近いところでストロボを発光させなければならないことになります。
CONTAX TLA20の背面には、AUTOで使った場合の、ISO感度とF値の組み合わせに応じた、被写体とのだいたいの撮影可能距離が表示されています。
たとえば、ISO100でF値がf/2の場合は、最短撮影距離が2メートルで、10メートルぐらいまでストロボ光が届くとあります。

これを基に、段を当てはめることで、だいたいの撮影可能距離が割り出せます。同じISOで、F値を1/2のf/4にすれば、被写体に1メートルまで近づけ、ストロボ光が届くのは5メートルといった具合です。
F値をf/8にすれば、50センチから2.5メートルです。
f/2の次がf/4、f/4の次がf/8と書いていますが、いずれも、f/2.8、f/5.6の誤りです。ストロボの裏にそのように印刷されているので、それに引きずられてそのように間違ってしまいました。
このストロボをAUTOで使うと、そのF値で、印刷されているF値で、被写体との有効距離になるのかもしれません。
このストロボは、AUTOのほかに、マニュアルでLoとHiがあります。私はAUTOは使わず、マニュアルのLoで撮影することにします。
RPの説明書で確認すると、小型の汎用ストロボは、シャッター速度が1/180秒以下で同調すると書かれています。私は、昔からの習慣で、1/60秒で使うことが多いですが、それよりも速いシャッター速度を選ぶことで、段の組み合わせが増えます。
たとえば、1/60秒を1/125秒にすれば、F値を1段絞ったのと同じ効果が得られます。
実際に使って試してみました。
ISO感度がISO200で、シャッター速度1/125秒、F値がf/4の場合は、焦点距離50ミリのレンズで、愛猫のおてんばちゃんの全身が入る距離からの撮影で、ほぼ適正な光量が得られました。
あとは、ISO感度とシャッター速度は同じで、被写体に近づくにつれ、F値を大きく(レンズを絞る)することで、ほぼ適正な光量が得られるでしょう。
これは、補助光が必要な室内でも撮影の例です。
晴れた日の屋外では、どんな組み合わせが適正な光量になるかは、「実験」を繰り返し、それを「検証」することで、少しずつ自分のものにしていくしかありません。
太陽光を真正面から受ける逆光や、反逆光でストロボがうまく使えれば、暗くなり過ぎる被写体への補助光として使えます。
こんなふうに使うと、クリップオンストロボでも、活用範囲が広がります。
TLA20は小型のストロボなので、ちょっとした撮影には重宝します。
