Flowがこのほど大幅に進化し、使うのが楽しくなりました。
と書いても、Flowを使ったことがない人や、そもそも、Flowって何? という人には、何のことかわからないですね。
Flowというのは、Googleが提供する、動画生成のためのプラットフォームです。それが、このほど、大幅に進化したという話です。
私は、2カ月ほど近く前までは、AIから距離を置いていました。しかし、昨年12月中頃ににわかに興味を持ち、Googleが提供するAI Geminを使うようになりました。
Flowというのは、Geminiを「エンジン」とする動画生成AIなのです。
AIで動画生成をしたことがない人は、どんなふうにAIで動画を生成するのか、想像できないかもしれません。わからなくても、実際にやってみれば、思っているよりも、簡単に動画の生成ができます。
どの動画生成AIでも同じようなものだと思いますが、動画生成においても、AIがフル回転してそれを実現するため、一回に生成できる動画の長さは、短くなります。
Flowの場合は、一回の生成で8秒間程度のカットです。
今は、デジタル機器で動画の撮影ができます。それに慣れた人は、「たった8秒間?」と戸惑ってしまうかもしれません。しかし、映画を見ればわかるように、長い作品であっても、特別な意図がない限り、1カットの長さは長くありません。その短いカットの積み重ねで、長編映画ができています。
Flowも同じように、短いカットで映像の表現を目指す作りになっています。
私はGemini以外のAIはほとんど使ったことがないのでわかりませんが、Geminiは、Flowを使うことで、長く見えるカットにすることができます。
1カットは8秒間程度ですが、「延長」機能を使うことで、カットとカットがつながっているように見せることを実現できるからです。
このほど、Flowが更新されるまでは、「延長」機能を使っても、カットとカットのつながりがうまくいかないことが起きました。それが、今度の更新で、それがほぼ目立たなくなりました。
私は、Google AI Proという有料プランを利用しています。これを使うと、Flowで1カ月に使えるクレジットが1000クレジット得られます。
動画を1カット生成してもらうごとにクレジットが消費される仕組みです。私が通常利用する、Veo 3.1-Fastでは、1カットの生成で20クレジットが消費されます。
有料プランは月ごとの切り替わりで、その月に使えるクレジットがなくなったら、月が替わるまでは動画生成ができません。画像生成は、クレジットを消費しない仕組みなので、生成できます。
私のアカウントが新しい月になったことで、また、クレジットを1000クレジットまで使えるようになりました。
それを早速利用し、昨日、次の動画を生成しました。
動画の長さは29秒程度です。1カット8秒間で3カットなので、24秒になるところ、「延長」機能を使っているせいか、30秒弱の長ささに仕上がっています。
30秒程度を1カットで長回しにしたように見えますが、ここまでに書いたように、3カットを、「延長」機能で生成し、1カットのように見せています。
これまでは、単体のカットをPCにダウンロードし、動画編集ソフトのDavinci Resolve Studioで、カットのつながりがスムーズに見えるように微調整する必要がありました。
それが、今回からは、微調整を一切しなくても、ご覧いただいたような動画に見えるようになりました。1カットとして、手直しなしで使っています。これが、今回の更新で実現されたGeminiの推論機能の進化です。
私は、Geminiのほかに、Domo AIで動画を試してに生成したことがあります。それに比べて、GeminiとFlowで生成した動画は、どこか、硬いイメージがありました。
そう見える理由のひとつは、カメラがかっちりと固定された動画に見えたこともあります。そのときは、たしか、カメラを固定するよう、プロンプトに書きました。
Geminiはそのプロンプトを忠実に守った結果だったのかもしれません。
今は、必要以上のことをプロンプトに書かないようになりました。そうすることで、AIに「遊び」のようなものを与え、AIに創造性を持たせるようにしています。今回の動画にしても、「カメラワーク」が自然になり、映像の硬さは感じられなくなりました。
そんなこんなで、Geminiを使ったFlowでの動画生成がすっかり楽しくなりました。
AIでの動画生成にのめり込んでいるせいで、最近は、自分がカメラで動画を撮ることへの興味が薄れています。最終的に何かを表現するのであれば、AIのほうが、表現の幅を広げられるように感じるからです。
今回の動画でも使っている音楽を、音楽生成AIのSunoに生成してもらいました。よかったら聴いてください。
