米国の旧いテレビドラマに、エドという名の馬が人間の言葉をしゃべるドラマがありました。
ついでなので、馬の名前が記憶どおり「エド」だったか、GoogleのAI Geminiに訊いてみました。すると、次のように教えてくれました。
はい、その通りです。その馬の名前は「エド(ミスター・エド)」です。
ドラマのタイトルもそのまま『ミスター・エド』(原題:Mister Ed)といいます。1960年代にアメリカで放送された大人気シチュエーション・コメディで、日本でも放送されていました。
飼い主である建築家のウィルバーとだけ人間の言葉で会話ができるという設定で、ウィルバーがエドに振り回される様子がとてもコミカルな作品です。
この説明にある「シチュエーション・コメディ」について訊くと、次のように回答してくれました。
どういうものかというと、一言で言えば「毎回同じ舞台、同じメンバーで繰り広げられる、1話完結のコメディ」のことです。
具体的には、以下のような特徴があります。
1. 設定(シチュエーション)が固定されている 物語の舞台は、主人公の家のリビングや、職場など、限定された場所がほとんどです。登場人物も毎回決まったメンバー(家族や隣人、同僚など)で固定されています。
2. 1話完結で、毎回リセットされる 基本的に「問題が起きる」→「ドタバタする」→「解決する」までが1話(30分程度)の中で完結します。 次の週になると、前の週のトラブルはなかったことになり、またいつもの日常から始まります。そのため、どの回から見始めても楽しめるのが大きな特徴です。
3. 笑い声(ラフ・トラック)が入る 特に昔のアメリカのドラマ(『ミスター・エド』や『奥さまは魔女』『フルハウス』など)では、面白いシーンで「ワハハ」という観客の笑い声が入ることが多いです。これは、もともと舞台劇のように観客を入れて撮影していた名残や演出です。
『ミスター・エド』の場合で言うと…
- 固定された設定: ウィルバーの家の馬小屋や書斎が主な舞台。
- 固定された状況: 「馬がしゃべる」という秘密を、妻や近所の人にバレないように隠し通す、という状況が毎回繰り返されます。
このように、「連続ドラマ」のように物語が長く続いていくのではなく、「決まった状況(シチュエーション)の中で起こるハプニングを楽しむ」のが、このジャンルの特徴です。
馬の声を吹き方のが誰かと訊くと、次のように教えてくれました。
米国版(オリジナル版)でエドの声を担当したのは、かつて西部劇映画のスターとして活躍した俳優、アラン・レイン(Allan “Rocky” Lane)です。
彼は1940年代から50年代にかけて、多くの「B級西部劇」でカウボーイ役を演じた人気スターでした。
実は放送当時、番組のクレジット(テロップ)には彼の名前は一切出されていませんでした。これには以下の2つの理由があったと言われています。
- 番組の演出として:「馬が本当にしゃべっている」という子供たちの夢を壊さないため(製作者側は「エドの声はエド自身」としていました)。
- 本人の意向:かつての二枚目西部劇スターとしてのプライドがあり、「馬の声優」として名前が出ることを当初は嫌がったため。
しかし、番組が大ヒットしたことで、後には彼自身もこの役を誇りに思うようになったそうです。重厚で男らしいバリトンボイスが、エドのキャラクターに深みを与えていました。
馬がしゃべるドラマと聞くと、子供向けと考えがちです。そこで、当時の米国では、大人もこの番組を見たのかと訊き、次のように解説してくれました。
当時の『ミスター・エド』は子供だけでなく、大人も一緒になって楽しんでいた番組でした。
いわゆる「子供騙し」の番組ではなく、大人が見ても面白いように作られていた理由がいくつかあります。
1. 「夫婦のコメディ」としての側面
表向きは「しゃべる馬」のファンタジーですが、実はしっかりとした「大人の夫婦漫才(シットコム)」として描かれていました。
- 主人公ウィルバーと妻キャロルの夫婦間のやり取りや、隣人であるアディソン夫妻の皮肉の効いた会話など、子供には少し難しい「大人の事情」や「夫婦の機微」がジョークとして盛り込まれていました。
- エドはウィルバーにとって、妻には言えない愚痴を聞いてくれる「親友」や「悪友」のような存在でもあり、そこに男性視聴者が共感する要素もありました。
2. 隣人たちのキャラクター
隣に住むアディソン氏は、少し気難しく皮肉屋な人物として描かれており、彼とウィルバーの掛け合いは非常に洗練されたユーモアを含んでいました。これが番組に「スパイス」を加え、単なるドタバタ劇に終わらせない深みを与えていました。
3. 原作は大人向けの雑誌小説
実はこのドラマの原作(ウォルター・R・ブルックス作)は、アメリカの『サタデー・イブニング・ポスト』などの大人向け雑誌に掲載された短編小説でした。
- 原作のエドはもっと性格が荒っぽく、お酒を飲んで酔っ払うような描写さえありました(テレビ版では健全なキャラクターに変更されていますが、その「人間臭い」性格の名残はあります)。
4. 放送時間帯と視聴習慣
当時はテレビが一家に一台の時代で、夕食後に家族全員でテレビを囲むのが一般的でした。この番組は、子供向け番組(『名犬ラッシー』など)と、大人向け番組(『エド・サリヴァン・ショー』など)の橋渡しとなるような時間帯に放送されることもあり、家族みんなで安心して笑える番組として愛されていました。
ですので、「馬がしゃべるなんて子供っぽい」と思われがちですが、実際には「大人の鑑賞に堪えるユーモア」が散りばめられた、質の高いファミリードラマだったと言えます。
なお、日本語版でエドの声を担当したのは、落語家の四代目 三遊亭金馬(さんゆうてい きんば)さんで、飼い主のウィルバーの声は、俳優の柳沢真一(現・柳澤愼一)さんだそうです。
こんなふうに、長い前置きを書いたあとでなんですが、
米国ドラマのエドを真似たわけではありませんが、私も馬に人間の言葉をしゃべらせてみました。
Geminiに、Imargen 3(Nano Banana Pro)で馬の画像を生成してもらい、それを基に、動画生成AI FLOWで動画を生成してもらいました。
馬をキャラクターに選んだのは、YouTubeの縦動画に、顔の長い馬なら上手く収まりそうだと考えたからです。ただ、馬の長い顔を見せるだけでは芸がないので、馬に人間の言葉をしゃべらせよう、と本動画のようになりました。
話す内容はすぐに浮かびました。「うまい話には騙されないように」という内容です。うまい話の「うま」と馬を掛け合わせてみました。
途中で歌っているようになっているカットは、狙って作ったわけではありません。
そのカットは初めに作ったとき、「旨い話には」とプロンプトに日本語で書いたら、それがよく理解されなかったのか、そのとおりにしゃべってくれませんでした。
そこで、話す言葉の部分だけを「umasugiru」とローマ字で書く途中で、スペースキーかエンターキーを押してしまったようで、そのまま動画の生成が始まり、使用しているようなカットになりました。
私は、老いた馬を設定したので、もっと渋い声になると良いと思いましたが、出来上がったような声をAIが選びました。本家本元の馬の声も、それほど渋い声ではないので、私の動画の馬の声も、これはこれでいいのかもと思っています。
私がFLOWで1カ月に使えるクレジットが枯渇しました。1000クレジットあったのが、残りは、1カット分の20クレジットのみです。クレジットが更新されるまで10日ほどあります。
無料版でも、1日に50クレジットが提供されるという話もあります。別のアカウントでそれを利用すれば、1日に2カットぐらいならできそうです。あとで確認してみましょう。
しゃべる馬をイメージして、音楽生成AIのSunoで『まだ名前のない馬』という曲を生成しました。よかったら聴いてください。
