AIで映画のような動画が作れるというけれど

人工知能(AI)の凄さには驚愕のひと言以外ありません。その威力は、自分が使ってみればわかります。

私は先月中頃から使い始めました。以来、毎日AIに接しています。

仕事をする人であれば、それを自分の業務に利用できないか考えるでしょう。私の場合は、もっぱら、自分の楽しみのために利用しています。

昨日は、一枚の画像から動画を生成してもらいました。動画生成の基にしたのは次の画像です。

フジカシングル8 Z450

二日前の本コーナーで、私が昔に趣味とした、8ミリ映画について書きました。

その続きのように、私が昔に使った8ミリカメラである、富士フイルムの「フジカシングル8 Z450」を撮影した画像から、動画を生成してもらうことを思いつきました。

その結果出来上がったのが次の動画です。

フジカシングル8 Z450

いかがですか? 凄いと思いませんか? 私が提供したのは上に貼った画像だけです。私が自分の8ミリカメラを撮影した画像です。

ご覧になってわかるように、ボロボロの状態です。

私のオンボロ8mmカメラ フジカシングル8 Z450

今回は、Geminiを使った動画生成AIの「FLOW」で初めて動画を生成しました。FLOWを使うことで、5~8秒ぐらいの動画が1カットだけでなく、短いカットをつなげて、最大60秒ぐらいの動画が作れることを知ったからです。

そこで私は、次のようなシーンを考えました。

私のボロボロのZ450が、魔法のように、ピカピカの新品に変身するマジックを表現する動画です。

動画生成にあたり、私は本ページで紹介する画像をアップロードし、まずは、ズームをするように指示しました。

その結果出来上がったのが、本ページで紹介する動画です。

これはこれで感心するよりほかありません。平面の画像からどうしたらこんな動画ができるのか、Geminiの能力には驚かされてばかりです。シャッターボタンは、私が使ったあとが残るように、埃と汚れが付いているのがわかります。

レンズのあたりにズームすることで、見え方が変化します。その変化を、平面の画像からどのように生成しているのか、Geminiが持つ頭脳には舌を巻くしかありません。

こんなふうに感心させられてばかりですが、出来上がった動画は、私が思い描いていたのとは少し違いました。

私は一枚の画像を提供すれば、どのような角度の表現もできると考えていました。

私はカメラにズームをするよう指示しましたが、はじめは、カメラがもっと小さく写った状態から、次第にカメラが画面いっぱいに収まる感じにズームをしてくれることをイメージしていました。

あとでわかったことですが、FLOWに画像をアップロードすると、その画像を開始の画面にするようです。私の画像は、Z450が画面いっぱいに写っています。

そのあたりのことを、Geminiに訊き、次のような回答を得ました。

「画角」と「引き」の問題

おっしゃる通り、現在の「Image to Video(画像から動画へ)」という技術では、アップロードした画像が**1フレーム目(開始点)**になります。

  • ズームアウトが難しい理由: AIは「画像の枠の外側」に何があるかを知りません。そのため、アップロードした画像の状態からカメラを後ろに引く(ズームアウトする)と、外側の景色をAIが勝手に想像して補うことになり、映像が崩れやすくなります。

いっぱいに写った状態から開始し、そのあとズームを指示したので、今回の動画のようになってしまったというわけです。

私が狙った動画にしてもらうためには、カメラが、画面にもう少し小さく写った画像を撮影して用意する必要があります。

こうしたことは、自分で試し、理解していくよりほかありません。

私は今回の動画のあとに、白い煙が発生し、カメラが煙で見えなくなるような動画の生成を依頼しました。出来上がった動画を見ると、Z450とは似ても似つかない正面を向いたカメラが、煙で見えなくなる動画になっていました。

そのカメラはスチルカメラの形をし、一応、「Z450」というロゴだけは入っているものです。まったく異なるカメラになってしまったのでは使い物になりません。

FLOWを使えばAIで映画のような表現ができるといわれます。しかし、仕組みを理解し、癖がわかった上でなけれAば、使いこなすのは難しいと感じました。

私が思い描いたZ450の動画を作ろうと思ったら、必要な写真を撮影し、それぞれのカットでその画像を添付するのが一番Geminiの力を発揮しそうなことがわかりました。

本更新が終わったら、早速、それを試すための作業に移りましょう。

はじめに書いたように、私は自分の楽しみのためにAIを使っています。AIが完全に趣味のひとつとなり、「次はどんなことにAIを使おうか」「どんなことに使えるか」といつも考えるようになりました。