半月でペンシルマイクに逆戻り

私は毎日、同じことをする傾向があります。そのひとつは、本コーナーを更新するたびに、冒頭部分を音訳し、自分の声を録音することです。

私が使う録音機器はZOOMのハンディレコーダー H1 XlRです。本レコーダーは、デュアルADコンバータが内蔵された32bit floatで録音できることが私には最大の魅力です。

ZOOMのハンディレコーダー H1 XLR

マイクを使う人が悩むとすれば、どんなマイクが自分に合うのかということだろうと思います。

マイクはコンデンサーマイクとダイナミックマイクのふたつに大別されます。このふたつは性格が異なります。その違いは、入力感度の強弱です。

コンデンサーマイクは感度が高く、ダイナミックマイクは低い感度です。その性格の違いにより、使用条件によって使い分けます。

私の場合は趣味で自分の声を録るだけなので、マイクにそれほどこだわる必要がないのかもしれません。しかし、趣味であるが為に、ああでもないこうでもないと、始終迷っているといえます。

一度はダイナミックマイクに決め、もう迷うことがないと自分でも考えました。

しかし、半月ほどしてまた迷いが出てしまいました。迷い始めたのは今朝のことです。

前日は更新を二度したので、二度、ダイナミックマイクを使って音訳しました。録音された自分の声を聴き、あることが気になりました。

音訳を始めたときには声量は大きくて良かったのですが、音訳を続けているうちに、声量が小さくなっているのが気になります。音訳をする自分としては、途中で、自分の声を小さくしたとは思っていません。

しかし、自分が気がつかない程度、声の大きさが微妙に変化したのだと思います。

ダイナミックマイクは入力感度が低いので、マイクと口の距離を5センチぐらいにして使っています。

以前、YouTubeで、マイクの使い方について解説する米国人の動画を見たのを思い出します。その人の解説だったと思いますが、マイクを口に近づけて使えば使うほど、録音中に、マイクと口の距離が少しでも変化すると、録音した声の大きさが変化してしまうというような内容だったと記憶します。

ここからは素人の私の想像です。マイクから入る音の変化は、マイクと口の距離のほかに、声の大きさが変化することでも録音結果に表れるのではないかと考えてみました。

それは、マイクと口の距離に比例し、近ければ近いほど、大きな変化となって表れるのでないかと考えました。素人の考えですので、私のこの考えが正しいかどうかは保証の限りではありません。

ダイナミックマイクが、距離や声の大きさで変化が大きいのであれば、上級者はその特性を利用して、自分の声を自由に操れるでしょう。

しかしながら、素人の私は自分の声を趣味として録音するのです、全体が同じ声の大きさで録音できることが望ましいです。

こんなことを経験したので、音質的にはダイナミックマイクよりも劣るかもしれないコンデンサーマイクの利用をまた思い立ちました。

私が使うのは、CLASSIC PROのCM11というペンシルコンデンサーマイクです。

CLASSIC PRO CM11

コンデンサーマイクは感度が高いので、マイクスタンドなどにセットして使うのが基本です。私は基本を破り、手に持ってハンドマイクとして使いました。

本コーナー冒頭の音訳のように、短い時間の録音であれば、ハンドマイクとして使っても許されるでしょう。

手でマイクを持って使うので、口との距離はいつも正確というわけにはいきません。今朝は、胸元のあたりから、マイクの先を口のほうに向けて使いました。口までの距離は2、30センチといったところです。

ペンシルコンデンサーマイクCM11で録った音声ファイルを下に埋め込みます。

自サイト「肌の色が死んでいる」途中まで(CM11)

録った音を聴くと、悪くありません。何よりも私が重視したのは、全体の声の大きさです。ダイナミックマイクを使ったときのように、声の大きさにばらつきようなものは感じません。

これは、すでに書いたように、口とマイクの距離を離したため、声に微妙な強弱があっても、それが影響することが少なかったせいかもしれません。

こんなことに頭を悩ませる人は、世の中に多くないと思います。しかし、微妙なことに自分の考えを反映させるのが趣味の趣味たるゆえんだとすれば、私はその趣味を自分で愉しんでいるといえましょう。