FvモードとISOオートは悪くないかも

本更新は、人の考え方というものが瞬時に変化することの、好例か悪例かはわかりませんが、ひとつの例にはなります。

前回の本コーナーでは、写真撮影における露出設定方法について書きました。そして、私はM(マニュアル露出)を好んで使うとしています。

その私が、キヤノンのミラーレス一眼カメラにだけ搭載されている「フレキシブルAE」のFvモードは、自分の用途には合わないとして、その理由も書きました。

今朝、我が家の愛猫・にゃんこおチビちゃんファミリーの新入りおチビちゃんのおてんばちゃんの写真を撮ったことで、その考えが百八十度変わりました。

家の中にいるおてんばちゃんの写真を20枚ぐらい撮影しました。私が写真を撮る時は、すべて、あとで「現像」作業が必要なRAW画像です。

私が使うカメラは、キヤノンのミラーレス一眼カメラ、EOS RPです。レンズは、焦点距離が28ミリの単焦点のRF28mm F2.8 STMをつけていました。

Canon EOS RPにRF28mm F2.8 STM

本レンズは、本来の28ミリのほか、カメラ側の操作で、APS-Cサイズにクロップした状態で撮影することもできます。

クロップすると、撮像素子の中心部分を、キヤノンの場合は、35ミリフルサイズの、1/1.6使うことになり、28ミリの1.6倍の44.8ミリのレンズの画角に近づきます。

子猫を撮る時は、少し離れたところから、より大きく撮りたいため、クロップして撮ることも多いです。

ホワイトバランス(WB)は、オートホワイトバランス(AWB)ではなく、フィルムのデイライトと同じ色温度の5500ケルビン(K)にしてあります。

そのような設定で撮影した画像をPCに取り込み、キヤノン純正の現像ソフト、Digital Photo Professional 4で「現像」をしました。

私は、「現像」の段階で、彩度色相を変更することはほとんどしません。私がその段階でするのは、明度の調整だけです。

朝に部屋の中で撮った愛猫のおてんばちゃんの写真を見ると、採光が少ないことと、時間が早かったことで、おてんばちゃんが暗く、青味の強い状態に記録されていました。

そのため、ホワイトバランスをAWB(雰囲気優先)にしてみました。すると、青味が取れ、撮影した時の色味に近いように感じました。

このことから、通常のWBは、AWB(雰囲気優先)のまま撮影しても良いのではないかと考え直しました。今後、撮影することで、また、色温度を5500Kに戻すかもしれませんが、今のところは、AWB(雰囲気優先)でも良さそうに考えています。

そして、露出の設定です。

私は露出をアンダー気味に撮るのが好きです。そのために、ISO感度を決める設定も、ISOマニュアルにしているのです。

しかし、今朝撮った写真は、どれも露出アンダーにし過ぎのように感じました。そこで、「現像」段階で、露出補正して明るくして見ました。すると、朝らしい光が感じられ、写真が良くなったように感じました。

「現像」作業でこのように感じたあと、私は一度諦めた露出モードのFvをもう一度試してみようと考え、すぐに試しました。

屋外で撮影したら、撮影条件が変わりますが、そのときは室内で試し撮りをしました。

Fvモードにし、シャッター速度を1/100th、F値をf/3.5に任意設定し、ISO感度を自動設定にしました。

もしも同じような条件で、プログラム(P)モードを使ったら、シャッター速度が1/60thぐらいで、F値は、そのレンズの一番小さなF値にし、ISO感度ができるだけ低くなる露出設定が選ばれるでしょう。

1/100thとf/3.5を選ぶことはないと思います。

ファインダーがついたミラーレス一眼カメラで最大の強みとなるのは、電子ビューファインダー(EVF)で、撮影前に、撮れる画像が事前に確認できることです。

EVFを見ながら、カメラから提案される露出が、明るすぎると思えば、露出補正で1/3段やそれ以上、マイナスにすれば、こちらの思うような露出が得られます。

私がアンダー気味の露出を好むのは、そのほうが、色ののりがよくなることもあります。

試しに撮ってみた限りでは、オートのままでも良さそうなこともあり、マイナスに補正する場合も、少しの補正で済みそうなことも少なくないように感じました。

また、小窓のすりガラス越しに光が入って来るような状態では、補正で逆にプラスに振ることで、見た目以上に、窓から入って来る光を増やす表現も、露出補正だけで、素早くできそうに感じました。

ほんの思いつきで、キヤノンのFvモードを使い、WBをAWB(雰囲気優先)にし、ISO感度をオートISOにしてみたことで、想像以上に得られることが多いように感じました。

これは、本日思いつきでやってみた感想です。人の考えがくるくる変わることを思えば、このあとにまた、やっぱりマニュアル露出に限るといい出しかねません。

ともあれ、思いつきで得た感触を、しばらく試してみようと考えているところです。