昨日のことです。
NHK-FMで『ポップスグラフィティ』という番組をそれとなく聴いていました。と、番組途中、DJの萩原健太(1956~)の意外そうな声。どうやら、思いがけない人がスタジオの副調整室に突如現れたようです。
その突然のゲストは_大瀧詠一でした。
それが全くの予定外の訪問だったのか、それとも、あらかじめ組まれていたものだったのかは最後までわかりませんでした。が、リスナーのひとりとしては予定外で面白いものを聴けました。
昨日の午後、ネットの動画共有サイトのYouTubeで見つけた大瀧詠一(1948~2013)の曲が演奏される動画を続けて三本紹介しました。無性に、大瀧の音楽が聴きたくなったからです。
きっかけは、その日の午後、前日に録画したテレビ番組を見たことです。私が見たのは、前日の午後10時50分から午後11時20分まで、NHKEテレ(NHK教育テレビジョン)で放送された「スイッチインタビュー」です。
私がこの番組を見たのは今回が初めてです。そんな番組があることも知りませんでした。
その放送を知ったのは、当日の朝日新聞のテレビ欄でこの放送を紹介していたからです。
それによれば、ミュージシャンの細野晴臣(1947~)と作家の小林信彦(1932~)が、ふたりで音楽や映画の話をするということです。中でも、細野が影響を受けた映画音楽が、フランス映画の『ぼくの伯父さん』(1958年)であるというのに興味をひかれました。
写真撮影を楽しむ人には、レンズの好きな焦点距離があるでしょう。
もっとも、今は、ズームレンズが主流(?)ですので、焦点距離にこだわる人は少数派になってしまうでしょうか?
デジタルカメラで写真を始めた人で、ズームレンズがキットレンズとしてボディについてくれば、それで撮影をすることになります。それであれば、はじめからこの焦点距離で撮影しようとは考えず、ファインダーを覗いて、ちょうど良い範囲が写る焦点距離選び、焦点距離云々の考えは頭にないかもしれません。
スマートフォンから写真に興味を持ったような人であれば、液晶画面で被写体を確認する癖がついているでしょうから、カメラにファインダーがついていても、それは使わず、液晶モニタを見て写真を撮ることになりそうです。
そうなれば、特別焦点距離に興味を持つ人でなければ、それには無関心になりそうです。
本日も、本コーナーは思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて更新しています。なお、トークは前日の夜に行っています。
本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをお読みになって、トークのだいたいの流れをご想像下さい。
なお、音声ファイルはMP3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができるますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ
今回も夜にトークをしている。が、今夜(26日)のところは、トークをする予定は全くなかった。
本コーナーの私のトークは「気まぐれトーク」というぐらいで、気が向けばトークをするし、トークをしようと思っていても気が向かなかったらトークをしないという、それこそ気まぐれな形ですることになる。今回は、たまたま「気まぐれの風」が吹き、このようなトークをしてしまったことになる。
今月号が今日発売になりましたので、すでに先月号になってしまったカメラの月刊誌『アサヒカメラ』7月号に、作家で写真も映画も撮る椎名誠(1944~)と、写真家の鬼海弘雄(きかい・ひろお|1945~2020)が写真について対談した「写真とことば、旅の話」が載っています。
椎名といいますと、『アサヒカメラ』に「シーナの写真日記」という連載コーナーを持ち、そこに文字通り、毎月白黒の写真と文章を載せています。7月号時点で232回ですから、随分と長く続いています。
鬼海の作品で凄いと思うのは、ひとりの人物をまっすぐに写したモノクロームの肖像写真です。まるで肖像画のように、背景も無地です。あとで知りましたが、それらは東京の下町、浅草の浅草寺の境内で撮影したものだそうです。
私は昔から映像が好きです。しかし、作品を作るために撮影したことはないです。
撮影する被写体は昔から変わらず、身の周りにあるものばかりです。これでは、なかなか、「作品」にはならないです。
その一方で、映像が一般的になった今は、映像作品を作ることを仕事にする人がいます。それらの人が、動画共有サイトのYouTubeで、どのように撮り、編集したら恰好が良いシネマティックな動画にできるかを説明してくれる動画が数多くあります。
それを見ては、自分でできることをしてみたりしますが、すぐにまた、自分のスタイルに戻ってしまいます。
写真がそうですが、動画でも、自分が生まれ持つ何かが、自分では意図しなくても、動画作りにも自然に表れ、それは、一朝一夕には変えられないものなのでしょう。
朝日新聞・土曜版に、「山田洋次 夢をつくる」というコーナーがあります。「夢をつくる」仕事をする映画監督の山田洋次(1931~)が、自分の人生を振る返るように語るコーナーです。
確か3人の識者が交代で担当するため、三週間に一度登場することになります。他のふたりの識者は、作詞家の松本隆(1949~)と音楽プロデューサー、作詞・作曲・編曲家の亀田誠治(1964~)です。
コーナーは、山田洋次が語るように口語体で書かれています。おそらくは、コーナーを担当する記者が山田の話を聴き、文章にしているのでしょう。
山田といえば映画『男はつらいよ』シリーズ(1969~2019)がよく知られているため、どうしてもそれに関する話題が多くなります。この土曜日(8日)は、本コーナー8回目で、つけられた題は「禁欲的な哲学者だった渥美さん」です。
このところは、レコーダーに録画したままになっていた、米国の古い映画を見ていますが、チャールズ・チャップリン(1889~1977)の作品が続いています。
今回紹介する作品で、私のレコーダーに残っているチャップリンの作品はなくなります。1952年10月16日に、米国より7日早く、チャップリンの祖国、英国で公開された『ライムライト』です。
日本で本作が公開されたのは、翌年の1953年です。
チャップリンは本作のワールド・プレミアを開催する英国行きを決めますが、一度米国を出国すれば再入国できないことを悟り、事実、その後、米国には戻れないままこの世を去っています。
その頃に制作されたことを知ると、感慨深いものがあります。
安倍晋三元首相(1954~2022)が銃撃されて亡くなって以降、関係が深かった統一教会絡みで名前を聞くことが多くなったひとりに岸信介(1896~1987)がいます。
岸は安倍の母方の祖父にあたります。生前、安倍は、父方の祖父について語ることは多くなかったように思います。
それに比べ、岸については、機会があるごとに語り、岸への思い入れの強さを窺わせます。
岸には実弟の佐藤栄作(1901~1975)がおり、岸信介と佐藤栄作、そして安倍晋三が三代に渡って日本の首相になっています。
事情をよく知る人には、岸と佐藤が実の兄弟なのに姓が違う理由がわかっているでしょうが、わからない人には、何となく変に感じたりするかもしれません。
私もそんなひとりでしたが、それなりの理由があるのだろう、と深く考えたことはありません。
それが今回、あることを自分なりに調べている過程で、その事情を知りました。