カテゴリー
日々の独り言

ハリウッド映画とユダヤ人

本コーナーで前回取り上げた広瀬隆氏の『億万長者はハリウッドを殺す』(上巻)の続きの話です。

前回分で、俗に「軍産複合体」と呼ばれるものの正体らしきことを書きました。端的にいえば、米国の巨大財閥の2大巨頭であるモルガン家(J・P・モルガン)とロックフェラー家が、20世紀の米国をあらゆる面で支配したことを、本書によって知りました。

本のタイトルにある「ハリウッド」はいわずと知れた映画の都です。米国の西部が開拓される前は、今のハリウッドがある辺りは、見渡す限りの荒野であった(?)でしょう。

カテゴリー
日々の独り言

限界を超える映画『飢餓の海峡』

大抵のものは、今のものが昔のものより優れています。ところが、芸術の世界では、この方程式が成り立つことがむしろ少ないです。

古今東西の絵画作品を見ても、昔の作品より優れた現代の作品は極めて限られます。

映画を総合芸術として見れば同じことがいえます。

本コーナーでは最近だけでも2回、旧い映画を取り上げました。今回は日本の旧い映画を取り上げますが、この出来も、今の時代に制作されるどの作品よりも力を持つように感じます。

昨日の午後、NHKBSプレミアムで『飢餓海峡』が放送になりました。これまでに何度も放送されていますが、私ははじめから終わりまで腰を据えて見ました。

カテゴリー
日々の独り言

犯行の告白を描くワイルダー作品

「深夜の告白」と聞いたらどんなことをイメージするでしょう。もしかしたら、男女の話を連想するかもしれません。

昨日の午後、映画『深夜の告白』をNHKBSプレミアムで見ました。監督は、前々回に本コーナーで取り上げた『七年目の浮気』を監督したビリー・ワイルダーです。

米国では1944年に公開されていますから、昭和にすれば19年。米国も日本も戦争状態にあり、翌年には広島と長崎に米国が原爆を投下(日本への原子爆弾投下)し、日本に戦闘を放棄させています。

そんな大戦のさなかに、戦争の影をみじんも感じさせない本作が米国で作られ、終戦前年に公開されたとき、映画館に多くの市民が集まったりしたのでしょうか。

カテゴリー
日々の独り言

古いのに新しい”七年目のかゆみ”

私は未婚で、願望はあっても結婚の予定もありませんのでわかりませんが、大恋愛の末に結ばれて結婚した夫婦も、中には、7年目には浮気の虫が騒ぎ出したりするものでしょうか。

別に深い意味を込めてこんな書き出しにしたわけではありません。昨日の午後にNHKBSプレミアムで、『七年目の浮気』が放送され、またしても楽しく見てしまったからです。

1955年の作品ですから、随分と昔の作品になります。私は過去に、東池袋にある新文芸坐でリバイバル上映されたとき、大きなスクリーンでも見たことがあります。

監督は、私がおそらく最も好きなビリー・ワイルダーです。

カテゴリー
日々の独り言

元日にオードリー・ヘプバーンの『ティファニーで朝食を』はいかが?

子供の頃は、年末年始になると、テレビの年末年始特番を楽しみに見たものです。今はそうした習慣がなくなりました。新聞のテレビ欄を見ても、下らない番組ばかりが並んでいます。

そんな中、私にとって救いと思えるのは、NHK BSプレミアムで、今日と明日、連続して映画が何本も放送が予定されていることです。もちろん、私もそれらをすべて見ることはありません。見ても一本か二本でしょう。

元日の明日は、午前中にオードリー・ヘプバーンが主演した作品が三本放送されます。その一本が『ティファニーで朝食を』です。

この作品は有名ですので、見た人が多い一方、1961年公開と古い作品であることもあり、若い人で、洋画に興味のない人は、題名を知っているだけかもしれません。

ヘンリー・マンシーニが作曲した本作の主題曲『ムーン・リバー』はよく知られています。

カテゴリー
オールド「日々の独り言」

2008/11/16 浦山桐郎の『キューポラのある街』

やっぱり私は極端な人間にできている、のでしょうかf(^_^)

映画にしても見るときは立て続けに何本も見たりしますが、一旦見ないサイクルに入りますと、今度はまったく見なくても平気な時期が続いたりします。昨日までは見ないサイクルに入っていたようで、今のサイクルに入る前で最後に見たのはいつで何を見たのか? と調べてみましたら、自分でも驚いてしまいますが、昨年の11月の今頃に見た『ブレード・ランナー ファイナル・カット』でした。

いやー、懐かしいとさえ思ってしまうほど“昔”です。これまでの期間私は何をしていたかといいますと、まあ、たいしたことはしていません。強いて挙げれば、歯科医院通いに精を出していたぐらいです(^m^)

【本日のお笑い豆誤変換】:×「歯科医院が良い」→ ○「歯科医院通い」(^O^;

誰でも同じだと思いますが、しばらく休んだあとに再び動き出すのは腰が重く感じると思います。今回私の重い腰を上げさせたのは、ある映画監督の作品が上映されると知ったからです。知ったのは11月に入った頃でしたか、朝日新聞の映画紹介ページにある広告が載り、それを目にした瞬間、私の腰の辺りに羽でも生えたかのように、「この映画を見に行きたいかも」という気持ちが芽生えました。

そう私を思わせた監督は、浦山桐郎(うらやま・きりお)です。

カテゴリー
オールド「日々の独り言」

2010/07/23 『ライトスタッフ』スクリーン鑑賞

本日も、本コーナーは思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて更新をしています。なお、トークは前日の夜に行っています。

本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをお読みになって、トークのだいたいの流れをご想像下さい。

なお、音声ファイルはmp3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができる、と思いますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ

トークを要約した書き起こし

今回も夜にトークをしている。明日(23日)は「大暑」。年によっては冷夏で、「大暑」らしくない涼しさになったりすることもあるが、今夏は文字通りの「大暑」となるだろう。今日も各地で気温が上がっている。

夜になっても気温が高いままで、東京では熱帯夜が8日続いているという。私個人の話で恐縮だが、熱い夏になることを見越したわけではないがf(^_^)、部屋にエアコンを入れたため、室内にいる限りは暑さが苦にならずに過ごせている。

でも、当たり前だが、部屋を一歩出れば暑い…(#+_+) 今日も「大暑」のような暑さとなった。そんな今日、私はまた映画を見に行った。「海の日」であった今週の月曜日(19日)にも映画を見ているので、1週間に2本見たことになる。

今回私が見たのは、1983年のアメリカ映画『ライトスタッフ』。私はこの作品が好きで、レーザーディスク(LD)でも持っていて、NHK衛星第2で放送になったときには録画してDVDメディアに保存することもしている。

カテゴリー
オールド「日々の独り言」

2009/01/15 勇気をくれる映画『ライトスタッフ』のミニ動画

このことには昔から気づいていましたが、σ(^_^)私はサービス精神が旺盛な人間に生まれついているようです。

そのサービス精神は、たとえば年賀状を書く際にも発揮されました。私は今も昔も年賀状を書く習慣を持ちませんが、中学3年の暮れ、同級生の女生徒に出すため1枚書きました。彼女とは中学時代の3年間同じクラスで、私は彼女にずっと片思いしていたのでした(*´д`)

で、いきなり熱烈なラヴレターを送っては相手もさぞかし重苦しく感じるであろうということで、年賀状にかこつけて自分の気持ちを相手に伝えようと、15歳なりの智恵を働かせました。その時に作成した年賀状は今でも憶えていますが、次の年の干支をイラスト風に大きく描き、右下にある細工を施しました。

当時はプラモデル作りにも熱中していましたから、必要不可欠な接着剤「セメダイン」はいつでも手元にありました。そのセメダインを使った細工です。

まあ、細工といいましても、子供が思いつくことですから大したものではありません。セメダインの透明性を活かし、ポチョン、ポチョンと点を置くようにして、「LOVE」という文字を描きました。乾くと透明になるセメダインで描いた文字は、ちょっと見には気がつきません。

そこで、その脇に小さくこんな注意書きを添えました。

カテゴリー
日々の独り言

あなたの隣のマーニー

アルフレッド・ヒッチコック監督の作品『マーニー』1964年)について書きます。

今月11日水曜日にNHKBSプレミアムで放送になったものを録画してありました。裏話をしますと、ぎりぎりセーフで録画できました。その原因は、本コーナーの“天気コーナー”「天気の話」で何度か書きましたが、関東地方を直撃した台風15号です。

この直撃を受けたことで関東南部の当地も、9日朝から停電になりました。それからの復旧に想像以上の時間を要し、当地で電力が回復したのは11日の昼前です。あと2時間遅ければ今回の映画を録画することができないところでした。

私はヒッチコックの作品は好きですが、この作品を見るのは初めての気がします。

ヒッチコック監督について書いておきますと、生まれたのは1899年です。宮沢賢治が生まれたのは1896年ですから、賢治の3歳年下になります。ついでまでに、2人とも8月生まれです。

ヒッチコックについてまとめられたネットの事典「ウィキペディア」で確認しますと、生涯に57本の作品を監督しています。『マーニー』は53作品目ですから、晩年の作品です。

カテゴリー
オールド「日々の独り言」

2006/01/01 ダルデンヌ兄弟監督の『ある子供』

年も押し詰まった昨日、私はかねてから見たいと思っていた映画を見てきました。現在、東京の恵比寿ガーデンシネマ(恵比寿ガーデンプレイス)ほかで先行ロードショー中の『ある子供』2005年ベルギー/フランス 95分)です。

監督は、ジャン=ピエール(兄)とリュック(弟)のダルデンヌ兄弟です。ベルギーの監督で、作品の舞台となったのもベルギーの町・セランです。なお、この町はダルデンヌ兄弟監督が育った町でもあるそうです。

映画は、女主人公のソニア(デボラ・フランソワ)が生まれたばかりの赤ん坊を抱えて、自分のアパートへ戻ってくるところから始まります。愛するダーリンであるブリュノ(ジェレミー・レニエ)が自分の帰りを待ってくれているはずです。

ところがなんと! ドアの向こうには見知らぬ男女がいるではありませんか。おまけに、ソニアを邪魔者扱いします。パニック状態のソニアは、自分を守るため、そして何より生まれたばかりの赤ん坊を守るため、必死に中に入れてくれるように頼みます。しかし、頑として拒否された彼女は、若きダーリンの行方を捜しにアパートをあとにします。