思い込みで息子を惨殺した熊澤英昭を称賛する神経を疑う

ここ最近の日本は、本当に民主国家なのか疑問に感じることが増えました。

安倍晋三首相周辺で刑事事件に相当する事象が起きても、警察、検察は首相の顔色を見て働かず、野放し状態です。それが問題だと市民が訴え、やっとのことで裁判を起こしても、司法は「違法性なし」として問うべき罪を問うことを放棄します。

でたらめさが目に余ります。が、一応は独裁国家ではないため、「ひょっとしたら将来重大事件を起こすかもしれない」と一方的に決めつけ、裁判もせずに死刑にするようなことはしません。

そんなあり得ないことが、今年の6月初めに起きたことはまだ記憶されているでしょう。

農林水産省の事務次官を務めた経歴を持つ熊澤英昭(以下「英昭」)による息子・英一郎氏(以下「英一郎」氏)の“私刑”事件です。

警察に連行される熊沢英昭被告
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2004/12/21 元マラソン日本代表・中山竹通さんの泥臭い生き方

私は自分自身がいわゆる「エリートコース」とは無縁の生き方をしてきたせいか、エリートコースから外れた雑草的な生き方をする人間にどうしても関心が向かってしまいます。

昨日の日経新聞「私の苦笑い」というコーナーで紹介されていたその人もまさに雑草的な生き方を原点に持ち、その後一躍脚光を浴びた人物です。

今回私の関心を強くひきつけた人物は_中山竹通(なかやま・たけゆき:1959年長野県生まれ。1988年ソウル1992年バルセロナ五輪で連続4位入賞。1995年ダイエー退社、大産大などで指導後、2004年、愛知製鋼陸上部監督に就任)さんです。

現役時代を振り返る中山竹通

同コラム内には、日経新聞編集委員の芦田富雄さんによる、現役時代の中山選手評が次のように綴られています。

小気味いい走りと速射砲のように飛び出す挑戦的とも映る言葉の数々。五輪のメダルに手は届かなかったが、鮮烈なイメージを残して時代を駆け抜けた。

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2004/08/01 キュゼラークって知っていますか?

私には購入した日付を残す癖があります。〔1999.2.24〕と残る本を、今、初めて読み始めました。『姿の消し方 幻想人物コレクション』(池内紀/岩波文庫という本です。

私は、実在した人物や実際に起こった事件などについて書かれた本が好きです。いわゆるノンフィクションというヤツですね。

今回話題にしたい池内紀さんの書物もそうした一冊で、本の帯には「彼らは確かにそこに在た そして 鮮やかに消え失せた 有名無名 奇人変人 喜劇悲劇 30人の数奇な運命」とキャッチ・コピーが踊っています。これだけでも大いに興味をそそられそうではありませんか?

私は、自分自身が多分に“変人”ぽいところがあるせいか(自己申告?)、いわゆる奇人変人の類いが嫌いではありません。というより、大好きです。ですので、当書も、そこに惹かれて買い求めたものと思います。

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2003/04/20 田原騎手が選んだ人生のリセット

今日は競馬のG1レース(The Great ONE Horse Race)の一つ「皐月賞」が千葉県船橋市中山競馬場で行なわれます。

私は馬券の買い方もわからず、普段は競馬に関心がないにも拘わらず、G1レースとなるとなぜかテレビのチャンネルを合わせたりしています。ですので多分、今日のレースもテレビ見戦するのではないかと思います。

朝日新聞の土曜版「be on Saturday」には、そんな競馬界でかつて大活躍した一人の人気騎手を取り上げた記事が載っています。

記事に添えられた写真の中で、その人気騎手でもあった一人の男は、都会のきらびやかなネオンを背景に佇み、「これから先どのように生きていこうか」とでも訴えかけるような目でこちらを見つめています。

男は田原成貴さん(44)といいます。

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2003/01/31 家族写真付き年賀状の考察

今日の朝日新聞家庭欄にちょっとばかり考えさせられる記事が載っています。私自身は年賀状は出さない主義なのですが(←というほど大げさなものではありません(^_^;)、それに関する話題です。

朝日新聞家庭欄には「ひととき」という一般読者、主に主婦など女性が投稿するコーナーがあり、そこに寄せられたある投稿(1月13日に掲載)に対して大きな反響があったということです。その投稿の要旨を以下に転載させていただきます。

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2003/01/26 チェス界の伝説の男・フィッシャー

今日の朝日新聞社会面に興味深い記事があります。かつてチェスの王者として君臨した伝説的な男の話です。

男は名前をボビー・フィッシャー(Bobby Fisher)(59)といいます。

記事によりますと彼は「史上最強」といわれるチェスの名人だそうで、若干14歳で全米選手権に優勝し、その後同選手権で8連覇を果たしたそうです。

アメリカとソ連(現在のロシア)の二大国がある意味絶妙なバランスで冷戦状態にあった当時、チェスの世界では圧倒的にソ連優位の状態にあったそうです。そんな1972年、フィッシャー氏が大会に出場するや居並ぶ強敵を次々に打ち破り、ついにはチェスの世界王座に就いてしまいます。フィッシャー氏29歳の年です。それまで太刀打ちできずにいたソ連の選手を負かしたということで、全米でもてはやされところとなり、彼は一躍寵児に祭り上げられました。

しかし、今回の記事が面白いのはそのあとです。

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2002/08/25 代理母出産に異議あり

ちょうど一週間前にもそのコーナーの記事に触発される形で書きましたが、今日も産経新聞の「双方向プラザ」に書かれていた文章から感じたことを書いておきます。

前回の時にも説明しましたが、そのコーナーは、一般読者から寄せられた疑問や質問に対し、産経新聞の担当者が回答をする、いわば読者側と新聞社の交流の場となっています。

今週分で私の関心を引いたのは以下の質問です。

(2002)8月11日付朝刊で、代理出産(代理母出産)を大きく取り上げた記事がありました。しかし、日本では代理出産は“違法”だと思いますし、“違法行為”を外国で行うことを助長するようなニュースに違和感を覚えます。(男性読者)

これは各マスメディアでも取り上げられ話題を呼んだニュースで、癌で子宮を摘出したタレントの向井亜紀さんが、アメリカで代理出産に臨んだ際の報道を指しているものと思われます。

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2001/06/24 たぐちさんの一日

近頃は世の中の動きも非常に速く感じられ、時に心が疲れます。そんな時、私にはいつも繰り返して見ることにしているお気に入りのビデオ・テープがあります。

それを録画したのはもうずいぶん前になります。テープに記された日付を見ると_【1997年6月4日】とあります。たった4年前といったいい方も出来ますが、一方、遙か4年“も”前という見方も出来ないこともありません。

その日にテレビ東京で放送された「ドキュメンタリー・人間劇場」 「のんきに暮らして…82年 たぐちさんの一日」といいます。

私が録画したのはその番組が再放送されたときで、最初の放送は1996年5月22日にあり、その放送によって第34回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞を受賞しているとのことです。

「田口さんの一日」が録画されたビデオテープの画像
「田口さんの一日」が録画されたビデオテープの画像
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2001/05/27 「たったひとりの医師として」を見て

昨夜、私は「NHKスペシャル」(NHK総合/21:00~21:50)を見、そして、胸が塞がれるような思いになりました。

昨夜の番組タイトルは_「たったひとりの医師として えりも・辺地医療の11年」です。

このタイトルからもだいたい察しはつかれるかもしれませんが、ある辺地の診療所でたった独りの医師として診療を続けた女性医師の姿を描いています。

その女医は鈴木陽子さんといいます。

彼女は42歳の時に医師免許を取得したそうです。そして、サラリーマン化した現代の医療現場を嫌い、夫と子供を大阪に残し、単身何の身よりもない北海道えりも町の診療所に医師として赴任しました。

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2001/04/30 私の太陽

今日は、最近見て感動したテレビ番組についてちょっとばかり書いてみようと思います。その感動ものの番組とは、『私の太陽』(フジテレビ/2001年4月27日 21:00~22:52)というドキュメンタリーです。

演出と制作を担当したのは、番組のナレーションも務める、張麗玲という中国人女性です。番組では、中国から日本へ留学に来ている(来ていた?)ある中国人男性とその家族の姿を5年間に渡り追います。

男性の名前は、李仲生。年齢は、ドキュメンタリーの撮影が始まった1996年当時45歳です。その彼には、42歳になる妻と中学生の娘(ともに1996年当時)がいます。

彼は妻子を抱え、彼が通う千葉大学大学院で経済学博士の学位取得を目指しています。

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