2002/03/18 堤清二の述懐

【本日の名言】1960年代のはじめから小売・流通・ファッションといったビジネスの中にいた私は、自分が推進してきたのはこうした猥雑な都市を造ることだったのだろうかとい不安に捉われない訳にはいかなかった。(2002年3月18日 朝日新聞の記事)

本日の“名言”を吐かれたのは、堤清二氏です。

堤氏は長年セゾン・グループの中心に君臨された方ですが、1999年5月、グループの全ての役員を退かれた(セゾン文化財団理事長の肩書きだけは残る)そうです。

堤氏はまた、経営者としての肩書きの他、辻井喬のペンネームで数々の書籍も発表されています。その近著『伝統の創造力』岩波書店)の中に書かれているのが今回の述懐です。

ちなみにそこで語られている「都市」というのは、東京の渋谷の街です。

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Made in Japanの腕時計 裏を見れば…

昨日の朝日新聞朝刊に興味深い記事が載りました。これは朝日の記者が独自に取材して記事にしたもので、他のメディアでは読むことができない記事です。

取材のきっかけは、ある人物からの内部告発だそうです。その人物は、大阪市にある時計販売会社で開発に関わっていたそうです。今はその社を去っているのでしょうが、元勤め先が行っていることを朝日の記者に告発したことになります。

告発の内容は、中国国内の工場で組み立て、検査した完成品の腕時計を日本へ移送し、「日本製腕時計」として販売している、というものでした。

告発が真実かどうか、記者は取材を始めます。

告発者の情報を得て、問題の腕時計を製造する中国・深圳(「圳」は環境依存文字であるため、正常に表示できない人がいるかもしれません)へ向かいます。今年7月の事です。

工場は中心街から車で30分ほど行った郊外にあるそうです。複数の工場が入る「工業ビル」があり、その外観は、一部が剥がれ落ちるなど、「見た目はボロボロ」と書かれています。

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