本日の朝日新聞・社会面に「性加害『ゴシップと軽く捉えた』 ジャニーズ事務所に『忖度』証言 日テレが検証放送」との見出しの記事があります。
ジャニーズ事務所を創業し、それを発展させることで、日本の芸能界、放送業界、広告業界に莫大な影響力を持ち続けたジャニー喜多川(1931~2019)が、生前、事務所に所属する若手のタレントやタレント候補を中心に、自分の性的欲求を満たすため、性加害を病的に繰り返した怪物であったことが明るみに出されました。
ジャニー喜多川の悪行は、数十年前から噂されていました。しかし、ジャニーズ事務所所属の男性アイドルがテレビやラジオの制作現場には欠かせず、また、彼らを広告に使いたい日本の多くの企業も、ジャニー喜多川の悪行に半世紀ほど、目をつぶってきたというのが実情です。
反省すべきはマスメディアだけではありません。最近出てきた数字では、400人近い未成年がジャニー喜多川の魔の手にかかっていたことがわかりました。この数字は今後増えるかもしれません。