猫に椅子を占領されても

愛玩動物の代表格といえば、犬と猫でしょう。

私の家には子供の頃からどちらもいました。動物は生き物です。ですから、必ず寿命があります。家では数え切れないくらいの犬と猫を飼ったので、その数の分だけ、別れのつらさを味わったことになります。

犬で思い出すのは、私が小学校低学年の頃に生活を共にした犬です。その犬は、子犬から飼ったのではありません。成犬になってから家族の一員になりました。

もとはどこかの家の飼い犬だったのかもしれません。コリー犬の雑種のような犬でした。

おとなしい性格で、私が通っていた小学校の校庭で、時間を過ごすことが多かったように記憶します。子供たちにもとても懐いていました。

その犬が、私のあとをついて家に来て、そのまま居ついてしまったのです。