どんなことでもそうだと思いますが、何かを自分でやれば、やっただけ何かが得られます。
これはわたくしごとでしかありませんが、油絵具の扱いも、経験を積めば積むほど、何かしらの気づきを得ます。本日、私もそれを得たように感じています。
油絵具を使って何かを表現するわけですが、やることはシンプルといえばシンプルです。絵を描く支持体に、油絵具という物資をどのように扱うかで、結果が異なります。
絵具の色は無数にあります。
私はライトで照らした自分の顔を鏡に映し、それを見ながら絵具をのせていきます。
たとえば、ある部分に絵具をつけようと思えば、その部分をよく観察します。どんな色に見えるだろう、と。
人間の顔の色は、光の当たり方でさまざまに変化します。
もしも、実物や鏡に映った像を見ないで人間の顔を描いたら、顔の色を作り、それを全体に使ってしまうかもしれません。影をつけるにしても、常識的な影になりがちです。
