頓珍漢なトランプ氏批判投稿を憂う

朝日新聞の紙面には、読者からの投稿を朝日新聞が選び、紹介する、「声」欄があります。本日、その欄で紹介されている投稿のひとつに注目します。

その投稿をした人は、ドナルド・トランプ大統領(1946~)が、米国のマスメディアに圧力をかけたとして、報道の自由を憂慮しています。

その人は、トランプ氏が、マスメディアに対して「名誉を傷つけた」「捏造した」として、巨額の損害賠償を求める訴訟を起こしたと書いています。

表現の自由は守られなければなりません。しかし、この自由は、報道機関だけに与えられているわけではありません。発言力を持つ人の自由も尊重されるべきです。

トランプ氏は発言力を持ちます。今回の投稿者は、トランプ氏の発言力を快く思わないことを窺わせます。朝日などマスメディアも同様の感情を持つため、今回の投稿を、自分たちの考えを述べる代わりとして選び、紙面に載せた印象です。