悪女が主人公 清張の『黒革の手帖』

久しぶりで、松本清張19091992)の小説を読みました。読んだのは、上下巻からなる『黒革の手帖』です。

これを読み始めるまで、昨年から長いこと、アーサー・コナン・ドイル18591930)の『シャーロック・ホームズシリーズ』ばかり読みました。

いずれも、Amazonの電子書籍版で読んだわけですが、その期間、対象作品であれば、追加料金なしに何冊でも読めるKindle Unlimitedの権利を得ていました。それを利用し、ホームズ物をすべて、何度目かで読むことをしたのです。

ホームズ物の短編集の5冊目になる『シャーロック・ホームズの事件簿』だけは、Kindle Unlimitedで読める本がなかったので、購入して読ました。

そのようにして、ホームズ物を読み終えたあと、何も読む物がなくなったと思っていたら、以前、清張の『黒革の手帖』の上下合本版を購入してあったことに気がつきました。

それを購入したあと、ホームズ物に移ってしまったこともあり、清張の作品があと回しになり、そのまま読むのを忘れていたのでした。