思ったままを健さんにぶつけたピン子さん

一週間前の本コーナーで、女優の泉ピン子1947~)について書きました。

朝日新聞の「語る 人生の贈りもの」というコーナーで、ピン子さんが取り上げられ、その13回目が「ベンツで駆けつけたら ひばりさん」の見出しであったため、気になって読み、本コーナーで取り上げたのです。

朝日で連載されたピン子さんのコーナーは、本日、連載19回で終了となりました。昨日は「健さんの女房役 本当に出たかった」の見出しのもと、ピン子さんの憧れの人だった高倉健19312014)との逸話が語られています。

ピン子さんがまだ、芸人として、1日500円のギャラで演芸場に出ていた頃の話です。彼女は高倉に強い憧れを持っていました。芸人の兄さんらにお金を借り、彼のポスターを5千円で買います。

ポスターは部屋の天井に貼られました。そして毎晩、ポスターに向かって、「健さん、おやすみなさい」といって眠るのが彼女の日課となったのです。