増分と差分 どちらが自分に合うか考え中

バックアップについて考えています。

物理的なものにはバックアップという考え方をしません。例えば、油彩画が一枚あるとします。それが、災害などで傷がついたり、失われたりする可能性はあります。だからといって、まったく同じ物を用意し、それをバックアップとして、どこか安全なところに保管するわけにはいきません。

油彩画は一点物で、それに代わる物がほかにはないからです。

多くの人がバックアップを意識するようになったのは、PCが一般的に使われるようになってからです。

私の場合でいえば、PCを使い出したのは1999年5月です。そして、その年の10月に本サイトを作り、運営を始めました。

今は、サイトの運営にWordPressを使っています。使い出したのは2013年2月です。

95歳の美術史家

ここ最近、高齢であるのに、現役で元気に活動されている人を知り、驚かされることが続きます。

横尾忠則1936~)が87歳になられるのに、とてもその年齢に見えないことに驚かされました。続けて、宇野亞喜良1934~)は90歳で今なお、若々しい感覚で仕事をされていることを知り、これまた驚きました。

そして今度は、美術史家の高階秀爾氏(1932~)です。高階氏は95歳になられますが、顔つきは現役時代そのままの鋭さです。

高階秀爾 – 「アートの歴史は未来を語る」

日曜日の午前9時からNHK Eテレで放送される美術番組に「日曜美術館」があります。私はこの番組を半世紀近く見ているはずです。高階氏は、美術全般について語れる専門家として、同番組には欠かせない存在です。

NHKが同番組のほかに美術を取り上げる番組を作ると、高階氏は監修として関わることが多くありました。番組は書籍にもまとめられ、そこにも、高階氏が登場され、それぞれの作品について解説されています。

この日曜日(9日)、「日曜美術館」は高階氏を取りあげた「美を見つめ、美を届ける(2)名画を見る眼 高階秀爾」を放送しました。私は録画して見ました。