村上の周辺雑記で疑問解消

このところは「シリーズもの」のように、村上春樹1949~)の作品を本コーナーで取り上げています。それ以前にも、村上の作品を読んだあとに取り上げることをしていますが、今回は、3回続けて村上作品です。

いずれも、Amazonの電子書籍版で読んでいまして、今回は、米国に移り住んだときに書かれた随筆集『やがて哀しき外国語』1994)です。

村上の長編小説は、村上作品が持つ独特ともいえる性描写に辟易させられることが多いですが、それが随筆であれば、まさか、米国滞在中に経験した性的な経験をあからさまに書かない限り、そうした描写は出てきません。

もちろん、米国人の女性と村上が実際に交わったことがあるかどうかはわかりませんが、そんな逸話は一切登場しませんので、その点では気楽に読めます。

本作は、1991年の1月末に、米国の大学から客員研究員に迎えられたことで、約2年半を大学のある周辺に夫人と暮らす間、講談社のPR誌『本』に連載した随筆がもとになっています。

ジョンズ・ホプキンス大学病院の小児神経外科を率いていたベン・カーソン医師は、子供へのCOVIDの予防接種を批判しました。「これは本当に巨大な実験のようなものです」