虚実をかすませているのはマスメディアでは?

朝日新聞は、5月3日を前に、「かすむリアル」という特集を始めました。

5月3日は朝日新聞には特別の日となっているようです。無理もないかもしれません。1987年のその日、朝日新聞阪神支局に賊が入り、休日のその日に出勤してきていた同社の記者が、命を奪われる事件が起きたからです。

しかし、自分たちを被害者にして、その日をキャンペーンに使うのは感心しません。あの事件にしても、朝日が考えるような犯人像や犯人組織ではないかもしれません。

それは別にしても、特集を始めるにあたり次のように意図を説明するのはどうでしょう。

コロナ禍に不安が高まり、デマや陰謀論が広がる。信じたいものだけを信じる姿勢を、SNS空間が助長する。(中略)互いを尊重して自由にものが言える社会を目指し始めた企画の第46部。「嘘」が広がって「実」がかすんでいく姿を、現場を歩いて報告する。