子供の心のままに生きることの大切さ

義兄(2000年にくも膜下出血で亡くなった姉の夫)に以前から勧められている本があります。中勘助18851965)が書いた『銀の匙』(前編:1910|後編:1915)です。

義兄は、中勘助が自身の幼年と思春期の頃を思い出して書いた自伝小説のような作品で、そこで勘助が自分を「私」として書いた「私」が、私(本文章を書いている私です)と重なるところがある、と事あるごとに匂わします。

私もその小説があることは知っており、電子書籍版をAmazonの端末Kindleにダウンロードしてはあります。が、未だに腰を上げずにいました。

この、勘助の『銀の匙』を取り上げた本で、間接的に作品世界に触れました。