円がリスク通貨に その原因は?

今月20日の早朝、首都圏を走る京浜東北根岸線が、鉄道人身傷害事故(人身事故)で運行が滞っていることに気がつきました。鉄道の人身事故は、具体的には走行中の電車に人間が飛び込んで起きる事故のことです。

電車を利用した自殺行為で、人が自殺するのには様々な理由があるでしょう。

まったく関係がないでしょうが、私は、日本時間の早朝にかけて大きく動いた米ドル/円レートがひとりの人間の自殺につながったのでは、と想像しました。

SBI証券:ドル円チャート 直近10日間(2020.2.22)
SBI証券:ドル円チャート 直近10日間(2020.2.22)

私は外国為替証拠金取引(FX)は知識がなく、自分でやったことはありません。見聞きする話では、自分の投資資金より遥かに大きなレバレッジをかけて取引をする人が少なくないようです。

FXは上がるか、下がるかに掛ける賭博のようなもので、自分の思惑とは逆に大きく動けば、お金を借りて賭博をするようなものですから、短時間に自分の手には負えないような借金を背負うことが起こります。

このところは膠着相場が続きました。そうしたこともあり、個人がFX取引から離れているという報道も目にしました。

新型コロナウイルス蔓延中

新型コロナウイルスCOVID-19)の感染拡大が続いています。目に見えない恐怖は、放射性物質の拡散と似ています。

今回のCOVID-19の厄介なところは、今のところの情報ですが、感染した人の80%程度の人の症状が軽症で、そのまま完治するらしいことです。そのため、厚生労働省は、17日、相談窓口への相談目安を以下のように定めたと発表しました。

  • 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く人(解熱剤〔解熱薬〕を飲み続けなければならない人も同様)
  • 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある人

XEMの微小取引(^m^)

慌てる乞食は貰いが少ない

これは相場の世界にある格言のひとつです。株式投資などをしたことがない人でも、なんとなく意味がわかるでしょう。

このことは以前の本コーナーでも書いていますが、私は今から16年前の2004年の大型連休明けに、ネット証券を使い、株式投資を始めました。株式売買がネットを通じてできるようになったことを知り、興味本位で始めました。

その後、例のライブドア事件などがあり、よせばいいのに、その事件の前に同社の株をそれなりに買って保有していたため、酷い目も味わいました。

そんなこともあり、個別株の売買は手控えるようになり、数年前からは主に投資信託に投資資金を回すようにしています。ま、投資資金といいましても、私の場合はごく少額でしかありませんがf(^_^)

こんな風に、投資の世界を遠くから眺めたことで、その世界特有の格言も知らず知らずのうちに憶えました。

冒頭の「慌てる乞食は貰いが少ない」は、保有する個別株などの売り時の難しさを教えるものです。この格言にあるような失敗は、「やれやれの売り」の感覚が働いた結果でしょう。